御徒町（老酒舗）
街のホットなステーション的中国酒場。
場所はJR御徒町駅の高架下。名は〈老酒舗〉。中国東北地方の羊料理で人気の〈味坊〉が手がける居酒屋だ。
が、ここでは〈味坊〉＝羊、のイメージを封印。かつて中国の都市部に多く存在したという、街の酒場「老酒房」をテーマに、多種多様な酒と、一人で訪れてもあれこれつまめる小さいポーションの肴を取り揃える。野菜や海藻類が主役のさっぱり系前菜や、酒のアテに最適な揚げ物類、少量ずつの水餃子、〆のカレーやビーフンなど“あるといいな”がある。
「丸鶏のドラム缶焼き」スパイスを溶かした塩水に鶏肉を漬け込んでから、厨房にあるドラム缶を改造したオーブンでローストに。写真の量で¥680だが、丸鶏¥2,500で注文することも可能。このチキンは、麻辣カレーの付け合わせにも登場する。なお、ドラム缶焼きはほかに、豚ロース¥500もあり。 
「干し鰯の醤油煮」中国の酒場でポピュラーな、小さな干し魚を煮たつまみを青森のイワシで再現。醤油をベースに青唐辛子、赤唐辛子と共に漬け込んだイワシは地味ながら、噛み締めるほどに滋味に富む。THE酒のつまみ。¥420。 
「中国の香味コロッケ」ジャガイモをベースに、肉は入れずに白菜やニンジンのお漬物を混ぜ込み、小さなボール状に丸めて揚げたコロッケ。ベジタリアンもOKなレシピながら、お漬物の旨味が加わって重層的な味わいに。¥360。
さらには、昼から夜まで通し営業。ランチも、昼飲みも、夜の酒席も、丸ごと面倒見てくれるコンビニ級に懐深き居酒屋なのだ。
“飲兵衛コンシャス”ぶりは、アルコール類の提供方法にも。瓶ビールはアイスボックスにドブ漬けにしてあるものをセルフで。焼酎や白酒、ウイスキーは100㎖の小瓶に詰めて販売。ガード下＝エキシタに、酒飲みのオアシスが誕生！
