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グルマン温故知新:白金高輪〈麺屋リーブル〉“自由”な創作意欲に満ちた、驚きのある料理

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「パリの星付きスーシェフ凱旋」。ガストロノミーの本場・パリのミシュラン星付きレストランでスーシェフ(セカンドシェフ)として経験を積んだ日本人が、東京で独立。”シェフの右腕”を経て、自分の料理で勝負するステージへと進み、どんな表現で魅する?

Photo: Naoki Tani / Text: Haruka Koishihara

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麺屋リーブル(白金高輪)

“自由”な創作意欲に満ちた、驚きのある料理。

パリの5ツ星ホテルの中でも、最上級「パラス」に格付けされる〈フォーシーズンズ・ジョルジュ・サンク〉。その中の3ツ星レストラン〈ル・サンク〉で、スーシェフを務めた田熊一衛さんが帰国し、開いた店の名前は仏語で“自由な”の意。

店の手前は、「お菓子を通じて3ツ星の技に気軽に触れてほしい」という理由からお菓子を製造・販売するパティスリーに。奥のイートインスペースが18時以降はレストランになる。

コースでは「パリではずっとシェフに“考えろ”と言われ続けた」という田熊さんのクリエイションが炸裂する。タラにジャガイモを巻いた“フィッシュ&チップス”のボルディエバターのホイップソース添えや、ハモ×仔羊、ウズラ×エビといった食材の組み合わせが独創的な皿が、矢継ぎ早に登場する。

取材中も、タコ焼き器を使った新作の試作など構想が尽きない様子。自由さを一番楽しんでいるのは、田熊さん本人なのだ。

白金高輪〈麺屋リーブル〉田熊一衛さん
大理石のカウンターで料理を仕上げる田熊さん。
白金高輪〈麺屋リーブル〉店内
店舗の手前のパティスリーは、10時〜16時営業。無休。イートインも可能。

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