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グルマン温故知新:祐天寺〈レカマヤジフ〉点心も中国野菜もありの自由なスパイスコース

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回は一つの料理や食材への並々ならぬ愛情で、マニアックな専門店を作り上げてしまったお店。愛の強さ=味わいに比例する!遊び心溢れるメニューを堪能せよ。

Photo: Naoki Tani / Text: Kei Sasaki

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レカマヤジフ(祐天寺)

点心も中国野菜もありの自由なスパイスコース。

1994年生まれの26歳(!)ながら、〈ザ・ペニンシュラ東京〉の〈ヘイフンテラス〉で7年、広東料理の基礎とファインダイニングのプレゼンテーションをがっちりと学んだ髙木祐輔シェフ。「国籍やジャンルに縛られずにいきたい」と、スリランカ産生コショウの輸入・加工・販売を手がける〈アパッペマヤジフ〉の新店を活躍の場に選んだ。

ディナーコースは「カレーの分解」と題して、カレーに使われるスパイス一つ一つに焦点を当てた料理で構成する。クミンやカルダモンを効かせた野菜料理中心の前菜盛り合わせに続き、青山椒を使った点心や中国野菜とターメリックの一皿など、キャリアを滲ませる一品も。

野菜や魚の火入れ、塩の決め方に安定感があるから、カレーは台湾産山コショウ・馬告で、なんて遊びも心底楽しめる。ワインに加え、スパイスカクテルもいろいろ。東京でもまだレアなアジア系イノベーティブ、コース¥5,000は文句ナシにお値打ち。

祐天寺〈レカマヤジフ〉シェフの髙木祐輔さん。
髙木シェフ。料理界の若き才能を発掘するコンテスト『RED U-35』で受賞経験も。
祐天寺〈レカマヤジフ〉店内
古い民家を改装。天井が高くゆったり。

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