dots(渋谷)
日常的な「家郷菜」で名店の味をもっと気軽に。
Wakiyaグループのオーナーシェフであり、アイアンシェフで知られる脇屋友詞さん。東京・赤坂にある自店の料理をベースにしながら、より気軽に味わえる新店をオープンした。
料理長に抜擢された平賀大輔さんは生粋のWakiya育ち。中国の家庭料理をベースにした家郷菜(ジャーシャンツァイ)を謳い、驚きのあるプレゼンテーションで楽しませる。スタートは、素材も味つけも様々な小皿料理を盛り合わせた「9皿の前菜」を。メインは千葉県いすみ市〈ファームあき〉のオーガニック野菜や魚介を中国茶と石で蒸し上げる「特製蒸籠」を。
「脇屋シェフが20年前に考案した名物で、当時は石を焼く係でした」と笑う平賀さん。蒸気の音や立ち上る香りも存分に満喫でき、ごちそう感も半端なし。
料理人がホールのサービスを兼ねるというスタイルも、ベテランシェフのアイデアから。気取りのないポップなチャイニーズは、渋谷の街にすっと馴染む。