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グルマン温故知新:有楽町〈アジェ 有楽町店〉肉に厳しい京都人も認めた町焼肉

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「西からの刺客」。京都で圧倒的な知名度を誇る焼肉店が東京へ。味と価格のバランスに厳しいといわれる関西エリアで支持されているだけに"お値段以上"の満足度が。大いに食べて飲んで、お腹も心も満たされる。

Photo: Hisashi Okamoto / Text: Haruka Koishihara

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アジェ 有楽町店(有楽町)

肉に厳しい京都人も認めた町焼肉。

1997年、京都・松原にオープン。当時京都では少なかった「塩ホルモン」を看板メニューに掲げると、たちまち人気店に。古くより肉食文化が根づき焼肉店がひしめく土地にありながら、京都で3軒を展開するまでに成長し、今では大阪や名古屋、岐阜にも進出している。

そしてこの8月、満を持しての東京上陸。人気ナンバーワンの部位「ホソ塩」はその脂の厚さが桁違い。だが、京都ではポピュラーな「さっぱりしたタレにつけるスタイル」で食べれば、表面の脂が落ちると同時に酸味をまとい、さらっと食べられる。

「ホソ塩」以外のホルモン&正肉の部位も30種類以上あり、目移りするほど。サイドメニューも豊富で、中には有楽町店でしか食べられない限定メニューも。じっくり煮込んだ牛すじとその旨味を吸い込んだ大根がたまらない「名物スジ大根」や、山盛りの「大根サラダ」がそれだ。

ざっかけない雰囲気の中、ガンガン焼いてもりもり食べよう。

有楽町〈アジェ 有楽町店〉店員
京都から届く鮮度のいいホルモンは、その日のうちに売り切る。
有楽町〈アジェ 有楽町店〉外観
JRのガード下というロケーション。京提灯がお出迎え。

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