アジェ 有楽町店（有楽町）
肉に厳しい京都人も認めた町焼肉。
1997年、京都・松原にオープン。当時京都では少なかった「塩ホルモン」を看板メニューに掲げると、たちまち人気店に。古くより肉食文化が根づき焼肉店がひしめく土地にありながら、京都で3軒を展開するまでに成長し、今では大阪や名古屋、岐阜にも進出している。
そしてこの8月、満を持しての東京上陸。人気ナンバーワンの部位「ホソ塩」はその脂の厚さが桁違い。だが、京都ではポピュラーな「さっぱりしたタレにつけるスタイル」で食べれば、表面の脂が落ちると同時に酸味をまとい、さらっと食べられる。
「ホソ塩」以外のホルモン&正肉の部位も30種類以上あり、目移りするほど。サイドメニューも豊富で、中には有楽町店でしか食べられない限定メニューも。じっくり煮込んだ牛すじとその旨味を吸い込んだ大根がたまらない「名物スジ大根」や、山盛りの「大根サラダ」がそれだ。
「ホソ（塩）」「ホソ」とは関西圏の呼び名で、いわゆる「コプチャン」「マルチョウ」と呼ばれる牛の小腸。鮮度の良さを物語る真っ白な脂が分厚くついているのが特徴だ。ロースターの炎の上で、皮（腸壁）からしっかり焼くのがおいしく食べるコツ。程よい酸味のあるホソ用のタレにくぐらせて食する。¥660。 
「天肉（タレ）」こちらは別名「ツラミ」とも呼ばれる、牛の頬肉。一頭からわずかしか取れない稀少部位の一つだ。しっかりとした肉質の部位で、噛み締めれば濃厚な旨味が口の中に広がる。タレ肉用の洗いダレはタマネギ入り。¥1,000。 
「韓国真っ赤ラーメン（インスタント）」「真っ赤」というメニュー名通りの赤さと、ニンニクの風味やキノコの旨味も感じられつつ予想以上に辛いスープがインパクト大。卵を崩して食べるのがおすすめだ。「（インスタント）」と明記する姿勢が潔い。¥750。
ざっかけない雰囲気の中、ガンガン焼いてもりもり食べよう。
