ヴォルフベルジェール オー・ド・ヴィー フランボワーズ
(ヴォルフベルジェール蒸留所)
意外な香りはまるで海苔の佃煮!?
香気成分の魔法です。
注いだグラスを嗅ぐと感じる香りは、海苔の佃煮!フランボワーズにも含まれる香気成分ジメチルスルフィドが蒸留の過程で偶然、日本人がよく知る香りになったのだ。
メッテ フランボワーズ、メッテ キルシュ、メッテ エグランティン
(JP・メッテ蒸留所)
職人的なこだわりから生まれた
本格派のオー・ド・ヴィー。
左からラズベリー、チェリー、バラのオー・ド・ヴィーはそれぞれストレートにフルーツの香りが楽しめる。アルザスの伝統と名匠の技を現代に伝える逸品たち。
ラ・ポワール・デュ・ルーロ
(ジャンマルク・ルーロ)
ムルソーのトップドメーヌに伝わる、
幻の酒が復活。
ブルゴーニュでトップクラスのムルソーを醸造するドメーヌの現当主が、19世紀から伝わるレシピで造るジューシーなオー・ド・ヴィー。エチケットはモダンに。
ラ・フランボワーズ・デュ・ルーロ
(ジャンマルク・ルーロ)
鼻に抜ける香りは、
まるで生のままのフランボワーズ。
同じく秘伝の製法を復活させたオー・ド・ヴィー。フランボワーズを発酵させず、粒選りの実をそのまま漬けるため、果実そのままの香りがたっぷりと楽しめる。
マスネ オー・ド・ヴィー ポワール・ウィリアム
(G・E・マスネ)
洋梨の実が見るからに可愛いビジュアル系の
オー・ド・ヴィー。
アルザス地方で造られる洋梨のオー・ド・ヴィー。果実の香りだけでなく茎の風味も感じられ、甘苦い重層的な風味が楽しめる。写真は若い実入りのボトル。
Column
ジャン=ポール・メッテの
遺志を継ぐ者たち。
ジャン=ポール・メッテが1960年アルザスで小さな蒸留機からスタートした〈メッテ〉。
フィリップ・トラベが98年に引き継ぎ、佐多宗二商店の「AKAYANE」シリーズなど世界に影響を与えたが2018年急逝。現在は妻のナタリーと息子のティモテーが製法を受け継ぐ。