甘精堂本店(青森市/青森県)
地元の名産を使った類を見ない創作菓子
創業明治24(1891)年の青森市内でも老舗の和菓子店。名物は、明治20年代後半に考案された昆布羊羹。今なお看板商品として愛され続ける秘密は、たゆまぬ努力にある。
独自の製法で昆布を粉末状にし、煎りながら白あんなどと練り込んでいくことで、昆布の生臭さを感じさせない仕上がりに。一口食べれば甘さの後に、ほのかに潮の香りが広がる。
明日成はリンゴ入りの白あんをカステラで包み、羊羹でコーティングした菓子。餡には、マーマレードやレーズンを隠し味にプラスし、一口で様々な味わいが楽しめるようになっている。
じゃない方
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名前の由来は、青森県の県木に制定されているヒバの木の別称から。隠し味に使用されているマーマレードやレーズンは、ヒバの香ばしさを表現する役割も持つ。1個180円。
看板菓子
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創業当時、津軽海峡湾内で昆布が豊富に採れたことから、その昆布を使ったお菓子を考案したのがきっかけ。現在は、北海道日高産の昆布を使用している。1棹(300g)1,160円。