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ドーナツ文化根づく、京都のドーナツショップ3選〈koe donuts kyoto〉〈loose kyoto〉〈neiroドーナツ/キセツノネイロ〉

ここ数年、日本全国で新しい作り手が始めるドーナツが売りのショップが続々と誕生中。目にも鮮やかなグレーズをまとったドーナツから、 酵母や素材にこだわった素朴なものまで、バラエティ豊かに各地を盛り上げるドーナツショップを厳選!

photo: Yoshiko Watanabe / edit: Rie Nishikawa / text: Mako Yamato

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koe donuts kyoto〉(京都・新京極)

5種類の生地を食べ比べたい
厳選食材のドーナツ

600近い竹かごを使った、隈研吾デザインの空間が印象的なドーナツファクトリーは、ライフスタイルブランド〈koe〉の展開。オーガニック・天然由来・地産地消をテーマに5種類の生地を揃える。有機小麦全粒粉と北海道産小麦粉をベースに、米油で揚げるドーナツは、華やかな雰囲気とは印象が一変する素朴さが魅力。

なかでも人気は、タピオカ粉とおからパウダーを加えた「もちもち コエ ドーナツ」。もちっと感がありながら表面はサクッと。ほうじ茶や丹波黒豆きな粉、五色豆など、京都らしい素材使いも含め楽しみたい。

loose kyoto〉(京都・清水五条)

ドーナツマシンで揚げる、
コーヒースタンドの名物

コーヒーのお供をと考えてドーナツがピンときたという店主の梅田考也さん。「揚げたてを味わってほしくて」とドイツ製のドーナツマシンを手に入れ、日に何度も揚げて提供する。ブレンド同様、苦心したのは小麦粉の配合。揚げ油には米油を使い、生地に太白ゴマ油を加えることで時間が経っても油が浮かない食感を作り上げた。

注文後にまぶすのはキビ糖。生地はふんわり、甘さは控えめ。小ぶりなサイズも含め、コーヒーとの相性は言うまでもない。「近頃はドーナツを先に決めてからコーヒーを選ぶ人も」と存在感を放つ。

neiroドーナツ/キセツノネイロ〉(京都/岩倉)

自家製甘糀由来の、
ほのかな甘さともちもち感

店主・服部みずきさんの菓子作りの原点は、甘さ控えめで栄養もある、子供に食べさせたいおやつ。そんな気持ちが込められたドーナツは、昔ながらの香り高い小麦粉・農林61号に米麹から造るをたっぷり加え、卵と牛乳は不使用。

古式圧搾菜種油を使って揚げれば、もちっとしつつも重すぎない、素朴な味わいが完成する。生地を堪能してほしいからと片面だけにキビ糖をまぶしたプレーンなど、定番と季節の味は全部で6種類。子供はもちろん、「丁寧に作られた食材を知るきっかけにもなれば」の言葉が大人も嬉しくさせる。

neiroドーナツ/キセツノネイロのドーナツ
手前から順に、プレーン各230円、ジンジャーシナモン各230円、秋〜春限定のココナッツ各280円。

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