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佐久島の恵みいっぱいの素朴でナチュラルな製法。愛知〈くろすけジェラート〉

日本各地で、個人で営む専門店が活気づいている。地産の食材がそのままアイスの個性になる。作り手の背景も、アイスの数ほど多様。なぜ、どんなアイスを作るのか、それぞれのアイスと人の物語。

photo: Atsuko Chiba / text: Miki Murase / edit: Mutsumi Hidaka

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くろすけジェラート

佐久島の恵みいっぱいの素朴でナチュラルな製法

一色港から船で20分、三河湾に浮かぶ自然豊かなアートの島、佐久島に移住して14年。カフェ店主の神谷芝保さんが「ただただ、ジェラートが好き!」という思いで無添加クラフトジェラート作りに挑み、2023年にカフェの隣に開業した。

天然の安定剤には、浜辺で採れたテングサを天日干しして煮出したもの、塩ミルクには、冬のきれいな海水を汲み薪ストーブで炊いた自家製塩を使用。畑の作物やご近所からのお裾分けが季節のフレーバーに並ぶ。地域住民の知恵に学ぶ手間をも楽しみ、佐久島でしか生み出せない味を届ける。

愛知〈くろすけジェラート〉アイス、どら焼き
ダブル700円。どら焼き(シングル)500円は銅板で手焼きする生地に、黒猫店長くろすけの焼き印入り。
愛知〈くろすけジェラート〉外観

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