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“食べたい味”を追求した濃厚な本場米国スタイル。長野〈MT.DESERT ISLAND ICE CREAM〉

日本各地で、個人で営む専門店が活気づいている。地産の食材がそのままアイスの個性になる。作り手の背景も、アイスの数ほど多様。なぜ、どんなアイスを作るのか、それぞれのアイスと人の物語。

photo: Takeshi Hirabayashi / text: Hiromi Shimada / edit: Mutsumi Hidaka

MT.DESERT ISLAND ICE CREAM(マウント デザート アイランド アイスクリーム)安曇野店

“食べたい味”を追求した濃厚な本場米国スタイル

長野県在住30年以上で元教員でもあるケルトン・ボイヤーさん。「故郷で親しんだ高乳脂肪分の濃厚アイス」を求め、母国アメリカで友人が営む店の支店を日本で展開。県内〈松田乳業〉の低温殺菌牛乳がベース。

安曇野産ワサビや、かつての教え子が育てたリンゴ、老舗蔵〈石井味噌〉〈井筒ワイン〉など地元食材を使用したレシピも多数開発。その数70以上!規格外キュウリや知人が営む〈パパジョンズ〉のチーズケーキの型崩れ品を使うなど、フードロス削減にも貢献。素材がダイレクトに伝わる味わいはインパクト大。