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タイカルチャーの新しい案内所。〈コーヒーセッション〉が東京・森下にオープン!

今年の3月に森下にオープンした〈コーヒーセッション〉。タイのコーヒー文化にとどまらず音楽や雑貨、お菓子まで。タイの最新カルチャーの発信源になっている。

photo: Gyo Terauchi / text: Asahi Hoshi

3月にオープンした〈コーヒーセッション〉を訪問

「この数年で、タイのコーヒーは急成長を遂げています。世界的な大会で優勝するバリスタがいたり、洗練されたカフェが増えていたり、タイ産の豆にも注目が集まっていたり……」。そう熱く語ってくれたのは、今年3月に東京・森下にオープンしたタイ産の豆専門のコーヒースタンド〈コーヒーセッション〉の店主・モリジさん。

コーヒーセッションのオーナー・モリジさん
「コーヒーのストーリーを伝えたい」と話すオーナーのモリジさん。

日本ではまだ飲める機会の少ない、店主自ら現地の農園で見つけてきた豆も扱う。しかもこの店、〈セッション〉の名の通り、音楽、雑貨、お菓子など、コーヒー以外のカルチャーとコラボすることをコンセプトにしており、店内は気になるタイのポップカルチャーの情報ずくめ。

「店内のBGMはタイのポップスです。KIKIというバンドは来日もしていて人気だし、現地で大人気のシンガーソングライター、ゾン・マリーもかわいい。伝統音楽のモーラムのレコードは、赤羽の専門店〈イサーンズ〉で買うことも」

バンコク・ヤワラート通りの屋台をイメージしたという店の外観から、壁面のカラフルなイラスト、はしごを使った棚など、どこをとってもモリジさんがタイで出会った刺激的な文化が反映されている。時期によって扱う豆も替わるので、訪れるたびに新しい味と、日本でまだ誰も知らない新たなタイカルチャーに出会えるはずだ。