Raw Sugar Roast
飲み手が基準を覚えれば、もっと楽しい
スペシャルティコーヒーの楽しみ方は?〈ポール・バセット〉〈グリッチコーヒー〉を経て独立した小坂田祐哉さんいわく「産地個性を知ることから。エチオピアの味がすべての基準と考えているので、まずはエチオピアのナチュラルとウォッシュドの味を覚えることが近道ですね」。前者はベリーやブドウ、後者はオレンジやシトラスで譬(たと)えられる。
「ワインで言うなら、ブルゴーニュのピノ・ノワールを知っているから、ナパ・ヴァレーも評価できるわけです」。同店ではその2種類は必ずオンリスト。スペシャルティの定義を厳格に守る同店で味を覚えれば間違いない。
基準ができた後は「ここ数年かなり面白いです!」と教えてくれた、コロンビアの特殊なプロセスの豆を楽しもう。
