辛い局面こそ、ゲームであると教えてくれた
数年前、ジェーン・スーさんのラジオで知ってすぐ買いに行った本です。1977年にアメリカで書かれた原著を再構成したもので、男性社会で生きる女性の処世術をあけすけに教えてくれています。
私が手にした頃から世の中も変わってきてはいますが、現代の日本に通じることばかりで驚きました。この本にはたくさん助けてもらいましたね。過去には「女は落語をやるな」「女に落語はムリ」と言われたこともあって。悔しい思いもしましたが、これを読んでから、世の中をゲームと捉えてかわせるようになったんです。
今は心の拠(よ)りどころとしてそばに置いています。もっと早く出会いたかった……。もしできるなら、入門したての頃の自分に「大丈夫!」と、この本を渡してあげたいですね。
