『世界の中華料理図鑑』(地球の歩き方 BOOKS)
“中華料理” “中国料理”が広東料理を指していたのも、今は昔。日本でも北京、四川、東北、湖南など、さまざまな中国地方料理店が勃興し、ついには中国地方料理が集まるフードコートも。そういった店では、知らない食材、料理にお目にかかることもしばしば。そんな時に役立つのが本書。BRUTUS No.959『世界が恋しくなる料理。』で「ニッポンの“世界メシ“トレンドの現在。」の鼎談に参加してくだった中村正人さんの書籍です。
各地方で食べられる食材や料理の傾向なども知ることができる。スイーツ、酒、スパイス、麺、小吃(シャオチー)などジャンル別に紹介したり、世界各地で現地の食と融合した独特な進化系も掲載。執筆陣には「東京ディープチャイナ研究会」の中村正人さんが名前を連ねているので近頃話題の「ガチ中華」なども網羅する。