今週の全体の空模様
過剰なものは毒
太陽は近代占星術では中心的存在と扱われていますが、その発祥においては、むしろ月神の方が民に人気がありました。占星術が生まれた古代バビロニアでは、人々は厳しい暑さや干ばつといった、太陽がもたらすものに常に悩まされてたからです。
このように、太陽はその土地や時代の気候によって愛されたり厭われたりしてきました。「災害級の暑さ」という語も出てきた今日、もし新しい神話を綴るとしたら、太陽神ではなく、涼を感じられる夜を司る月神が主役となるかもしれません。
さて、今週は太陽が自身のホームグラウンド獅子座を運行しています。今週は特に、なんの縛りもなく自由に振る舞っています。傍若無人と言ってもいいかもしれません。そのため、個人レベルでも社会レベルでも、独善的な言動や強引な持論展開などが出てきそうです。
そんな太陽の横を駆け抜けるように、水星(知性・コミュニケーション)も29日まで獅子座エリアを通ります。この水星が水瓶座を運行中の天王星と激しくぶつかり合うため、前代未聞の新技術の開発や発表といったニュースが聞こえてくるかもしれません。
獅子座ではまた、金星も逆行しながら運行中です。自分の好きなものを改めて振り返りたくなるとき。自分がきちんと大切にされているか、人を大切にできているかといったことも見直せそうです。
29日、水星が獅子座エリアから乙女座エリアへ移動します。水星にとってはここがホームグラウンド。情報伝達や事象分析、計算などの実務能力がぐんと上がるイメージです。精度の高い計算機のように知性がフル回転するでしょう。
また、乙女座に入っている火星が、土星魚座と180度でつながっています。そのことにより、火星乙女座が持つ緊張感が増幅します。強すぎる太陽が疎まれるのと同じように、どの天体も過剰にそのエッセンスが出ると「凶」となってしまいます。
そこで、今週気をつけたいのが「処罰感情」です。乙女座には、「規範に従う」「基準に合わせる」といった要素があります。平たくいえば、「普通はこうだよね」という感覚で自他を律する力を持っているのです。
しかし、そういった性質が過剰になると、自分の考える「普通」から外れた人を罰したいという方向に迷走してしまうかもしれません。
今週を含む火星乙女座の期間は、自分の基準を人に勝手に当てはめないように意識しましょう。
牡羊座(3月21日~4月19日生まれ)
落ち着いて前進
活力が湧き上がり、ポジティブな気分になりそうです。魂が燃え、命が活性化するタイミングです。
25日以降は、焦りが薄まり、自分のペースで落ち着いて進めそうです。
牡牛座(4月20日~5月20日生まれ)
きっとできる
未来に対して悲観的になってしまっても、木星が優しく前向きな気持ちを思い出させてくれます。自分ならできると、ポジティブに覚悟を決めることができそうです。
双子座(5月21日~6月21日生まれ)
気球のように
太陽がいる獅子座は「火」、双子座は「風」。両者が出合うと、火が風に煽られて大きくなり、その炎が上昇気流を作るように、相乗効果で互いに盛り上がっていきます。
Maison Margiela「shared wardrobe」
蟹座(6月22日~7月22日生まれ)
明日はきっと
自分の才能や技能を十分に活かせるとき。学びの面では不安が生まれやすい週ですが、牡牛座にいる木星がネガティブな気分を取り払ってくれます。
獅子座(7月23日~8月22日生まれ)
実力発揮
黙っていても存在感が出てしまう週。誇りや自己肯定感もいつもよりさらに高まります。プレゼン力や創造意欲も上がり、自分のパワーを堂々と外に出せるときです。
乙女座(8月23日~9月22日生まれ)
視点を切り替えて
相手のありのままを「まあいいか」と許せるようになるでしょう。相手の立場になって考え、専門家の意見も取り入れると、余裕が生まれます。穏やかさも取り戻せます。
LACOSTE「MY SWEATER」
天秤座(9月23日~10月23日生まれ)
時間を味方に
木星が「流れに身を任せる」ことを教えてくれます。状況を全てコントロールすることはできない、けれど焦らず続けることで、きちんと成果が出るはずです。
蠍座(10月24日~11月22日生まれ)
ちぎっては投げ
今週は、大小問わず絶え間なく業務が降ってきそうです。千本ノックのようなイメージ。たじろいでしまうかもしれませんが、実力を発揮できるときでもあります。
射手座(11月23日~12月21日生まれ)
火力注意
大きな炎が燃え上がる週。宗教や哲学に関する専門知識を深めるのにも向いています。精神を整えるアクティビティもおすすめです。
Diesel「Feel My Rhythm」
山羊座(12月22日~1月19日生まれ)
盆踊り推奨
祖霊供養の祀りごと(お祭)に参加するにはとても良い時期です。お墓参りなども吉。大きな流れに連なる者としての自分を感じられる週でしょう。
水瓶座(1月20日~2月18日生まれ)
情けは人の為ならず
断りにくい関係の相手から頼み事をされるかもしれません。そのために手間や持ち出しが生じたとしても、巡り巡って自分が豊かになると思えそうです。
魚座(2月19日~3月20日生まれ)
幸先良し
太陽が獅子座にいると、もともと奉仕精神に溢れた魚座の長所が輝きます。
29日以降は、契約運やパートナー運にまつわる「良い知らせ」が届きそうです。
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