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7月24日〜7月30日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡牛座(4/20~5/20生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

牡牛座の星模様

きっとできる

先週に引き続き、太陽は獅子座エリアを運行しています。ホームグラウンドの星座にいるため、太陽の威力は強まっています。獅子座と同じ「固定宮」の牡牛座は、その熱さに焼かれてうんざりするかもしれません。

太陽獅子座のパワーは、腰の重い牡牛座を動かし、湿った部屋を乾かし淀みを吹き飛ばすポジティブなものです。が、牡牛座から見る太陽獅子座期間は、自室に声と態度が大きい人が入り込んでくるようなイメージでもあります。

牡牛座にとって自室は「聖域」であり、自分のペースを保つことは何よりも大切です。そのため、今週は少し落ち着かない日々となりそうです(家の大掃除にはぴったりな時期です)。

また、火星乙女座と土星魚座のにらみ合いが27日頃まで続きます。前に進むためのことは全部試しているはずなのに、状況が思うように進まなくて苛立ちやすい配置です。未来に対して悲観的になるかもしれません。

この配置に、今週半ば25日頃から、木星(大らかさ・教導)が調停者として加わります。

木星牡牛座は狭まった視野を広げ、落ち込んだ気分を前向きに包みます。そのおかげで、「自分ならきっとできる」とポジティブに覚悟を決めることができそうです。

楽観主義者の木星が自分の成長を促してくれ、明るく過ごせるでしょう。

29日に水星が乙女座エリアに入ると、自分の思いを言語化しやすくなり、丁寧に人に説明できるようになるでしょう。

今週の全体の空模様

過剰なものは毒

太陽は近代占星術では中心的存在と扱われていますが、その発祥においては、むしろ月神の方が民に人気がありました。占星術が生まれた古代バビロニアでは、人々は厳しい暑さや干ばつといった、太陽がもたらすものに常に悩まされてたからです。

このように、太陽はその土地や時代の気候によって愛されたり厭われたりしてきました。「災害級の暑さ」という語も出てきた今日、もし新しい神話を綴るとしたら、太陽神ではなく、涼を感じられる夜を司る月神が主役となるかもしれません。

さて、今週は太陽が自身のホームグラウンド獅子座を運行しています。今週は特に、なんの縛りもなく自由に振る舞っています。傍若無人と言ってもいいかもしれません。そのため、個人レベルでも社会レベルでも、独善的な言動や強引な持論展開などが出てきそうです。

そんな太陽の横を駆け抜けるように、水星(知性・コミュニケーション)も29日まで獅子座エリアを通ります。この水星が水瓶座を運行中の天王星と激しくぶつかり合うため、前代未聞の新技術の開発や発表といったニュースが聞こえてくるかもしれません。

獅子座ではまた、金星も逆行しながら運行中です。自分の好きなものを改めて振り返りたくなるとき。自分がきちんと大切にされているか、人を大切にできているかといったことも見直せそうです。

29日、水星が獅子座エリアから乙女座エリアへ移動します。水星にとってはここがホームグラウンド。情報伝達や事象分析、計算などの実務能力がぐんと上がるイメージです。精度の高い計算機のように知性がフル回転するでしょう。

また、乙女座に入っている火星が、土星魚座と180度でつながっています。そのことにより、火星乙女座が持つ緊張感が増幅します。強すぎる太陽が疎まれるのと同じように、どの天体も過剰にそのエッセンスが出ると「凶」となってしまいます。

そこで、今週気をつけたいのが「処罰感情」です。乙女座には、「規範に従う」「基準に合わせる」といった要素があります。平たくいえば、「普通はこうだよね」という感覚で自他を律する力を持っているのです。

しかし、そういった性質が過剰になると、自分の考える「普通」から外れた人を罰したいという方向に迷走してしまうかもしれません。

今週を含む火星乙女座の期間は、自分の基準を人に勝手に当てはめないように意識しましょう。

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窓際で作業をする蓮沼執太

窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓

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