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10月17日〜10月23日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23~10/23生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「宇宙の或る何所かで、私がそれを【見た】ということほど、私にとって絶対不惑の事実はない」
──『猫町』萩原 朔太郎

今週17日、天秤座エリアを運行中の太陽に、恒星のスピカが重なります。

スピカは天上では豊穣の女神の麦の穂の位置にあり、天与の才能や、人気、和合、成功、名声といったポジティブな意味を持ちます。華やかな良いニュースが飛び込んでくるかもしれません。

週の前半は、基本10天体のうち、太陽・水星・金星・火星・土星の5天体が風のエレメント(双子座・天秤座・水瓶座)のエリアを運行しています。

風のエレメントが意味する「交渉」「コミュニケーション」「情報」「知性」「論理」などの要素が増え、情報戦や議論の場面が多く目撃されそうです。

何か大事な約束を結ぶようなことかもしれません。人々が社会に向ける意識の転換期にもなりそうです。

週末になるとがらりと空気感が変わります。23日に、太陽と金星が蠍座エリアを運行し始めるのです。

蠍座は「水のエレメント」「固定宮」に属し、深い感情、情念(デザイア)、洞察力、強い精神力、復讐心、秘密などがそのキーワードになります。

物事の奥深くに切り込み、不純物を取り除いていくようなパワーがある1カ月の始まりです。

23日にはまた、逆行していた土星が順行に戻ります。しかしその直前に、「留(ステーション)」と呼ばれる状態が訪れます。今週はその「留」の状態になっていると考えます。

順行になって数日たち、スピードが出てくれば何事もスムーズに進みますが、その手前の「留」のときは、その天体が象徴するものやその力が強調されるといわれています。土星の場合は「制約・責任・プレッシャー」などが強まると言えます。

2020年から様々な形で試練となって表れていた土星の影響ですが、今週の「留」は自転車で坂道をあと一息で上りきる......!という踏ん張りどころです。今週から来年3月までの期間で、2020年からのまとめのようなことがあるかもしれません。

天秤座の星模様

交渉上手

17日は太陽+金星(愛と喜び)+スピカ(成功)の効果で幸運が巡ってくるかもしれません。

天秤座にとってそれは「自分自身」の基本的なところに関することで表れそう。肉体であったり、アイデンティティに関することなど。

金星は天秤座の支配星(守護星)でもあり、より輝き(効力)を増します。いつもよりオシャレをして出かけるのも良いでしょう。

20日に冥王星(運命や極端さ)と太陽が激しくぶつかり合い、火星(闘争・意欲)と海王星(曖昧さ・夢幻)も火花散る配置になることで、ここではないどこかを目指す気持ちにスイッチが入るかもしれません。たとえば、部署の異動や、転職、引っ越し(海外含む)の予定が立ち上がるかも。

23日に太陽と金星が蠍座に移動すると、「財産管理」のシーズンがやってきます。忙しさは落ち着き、冬に向けて巣籠もりするようなアイテムが欲しくなるかもしれません。

誰かのためのプレゼントを選ぶにも良いタイミングです。給与や報酬が上がるように会社や取引先と交渉をするのも悪くないでしょう。

土星「留」の影響で、2020年ごろから活動していたことが形になりそうです。習っていたことのまとめや、仕上げを意識すること。

やりたいことをやれていたのか、自分を他者にどう印象付けたいのかを確認してみましょう。

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