Yellow Nakameguro(中目黒)
東京でも急増中のシーシャバー。相乗効果で深くリラックス
「人が集まる公園のようなお店にしたかったんです」とオーナーの石川穣さん。窓から緑が覗き光が差し込む開放的な空間では、日々客同士の交流が生まれる。
高級品種を中心にブレンドした高級抹茶や国内のクラフトジンなどを使ったオリジナルカクテルと、多種多様なフレーバーのシーシャを、双方の特徴が最大限に引き立つようペアリング。バーテンダーのReiさんいわく、「フレーバーはミックス可能。カクテルとの組み合わせも無限大」。
FLAMINGO'S COCKTAIL PARLOR(渋谷)
タトゥアートが広げる、カクテルの可能性
壁に飾られたタトゥアートやスケートボード、パンクロックのBGM。10代の頃からパンクカルチャーに憧れていたという、店主の猪瀬達也さん。クラシックなレシピをツイストしたシグネチャーカクテルは常に20種類以上あり、いずれも彼の両腕に刻まれたタトゥにちなんだ名前がつけられている。
最も象徴的な「紅鶴ミュール」は、ショウガの辛味がポイントのジンとアブサンを使用した一杯。色鮮やかな紅色に、チャーミングなフラミンゴのマドラーが映える。
BAR燐光(神楽坂)
時には一人で、本を読みながら。静かで贅沢なひと時
「古典芸能好きが自然と集まる。江戸由来の文化がほのかに根づく、街の空気が好きです」と店主の山谷頼子さん。
神楽坂で独立4年、カウンター7席ほどの店内。大小の本棚には、歌舞伎や落語、純文学などの書籍が並ぶ。カクテルはメニュー表だけで60種類以上。台湾茶やスパイスを使ったオリジナルも。「読書を楽しむ時間には、ロングでさっぱりしたものを。水出し金萱烏龍茶のカクテルはいかがでしょう」。
BAR山元(溜池山王)
実はバーの定番フード、カレーに力を入れる一軒
クラシカルなフロアに漂う刺激的な香り。新橋で17年半も経験を積んだ店主の山元涼子さんが作る、長時間熟成カレーだ。「趣味が高じて作り始めましたが、組み合わせの妙はカクテルのよう」。
この日のおすすめは、松阪牛を48時間煮込んだ一皿。10種類以上の香辛料による深みある辛さは、不思議と爽やかな余韻が。お供にと差し出されるのはパッションフルーツのカクテル。カレーリーフの香ばしさとラムの甘味が、繊細なスパイスに驚くほど合う。