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眼前に湘南の海が広がるアイスクリームショップ。神奈川〈HOLIDAY ICE CREAM STORE〉

日本各地で、個人で営む専門店が活気づいている。地産の食材がそのままアイスの個性になる。作り手の背景も、アイスの数ほど多様。なぜ、どんなアイスを作るのか、それぞれのアイスと人の物語。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Koji Okano / edit: Mutsumi Hidaka

HOLIDAY ICE CREAM STORE

眼前に湘南の海が広がるアイスクリームショップ

湘南独特のカルチャーに惹かれ、2019年に東京から移住してきた前野一平さん。「海辺にローカルの人がふらっと立ち寄れる場を作りたい」とイタリア人からジェラートを学び、製菓学校出身の妻・尚美さんと22年に開業した。

自家焙煎のピスタチオやチョコレート、神奈川県産《きんたろう牛乳》使用の《ミルク》、秦野(はだの)産の蜂蜜にレモンとクランブルを加えた《ハニーレモンクランブル》も人気だが、見逃せないのは近隣で採れる果物を使ったフレーバー。春はイチゴや湘南ゴールド、夏はイチジクなどが店頭を彩る。

神奈川〈HOLIDAY ICE CREAM STORE〉アイス、マラサダサン
《マンゴー》と《ハニー レモンクランブル》ダブル750円(左)、ピスタチオとベリーベリーのマラサダサンド970円(右)。