「上虚下実」が理想型
己のゼロポイントを探求
坐骨を中心に地面とつながり
体幹を支える下半身

優先すべきは、左右の坐骨と両膝の4点でグラウンディングし土台を築くこと。場合によっては、足はあぐらにしても、椅子に坐ってもいい。下半身の役割は、あくまでも、安定した土台形成にある。自分が最も快適で安定するような脚の形で、体幹をバランスさせ深くくつろがせることが最優先。体幹が幹で、脚は枝。地面でも、椅子でも、身体の重さを地球に完全に委ね、預け、任せる「全託」にて坐るべし。
手の置き場を決めて両手を重ね
骨格で姿勢を支える
目も耳も思考も追わず
すべての感覚をただ受け取る

視覚も聴覚も、嗅覚も味覚も触覚も、すべての感覚をくつろがせ解放する。外からクルマが走る音が聞こえ、口の中で昼に食べたカレーの味がしたとしても、その時起きてくる感覚をそのまま受け取るだけで、解釈したり、言葉にしない。
浮かんでくる思考も追わず払わず、思考に引きずられそうになったら、崩れた姿勢を正して、一から出直す。呼吸は自然のままに。出る息は最後まで見守り、入る息は入るに任せる。息と息の間を大切に。