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乃木坂〈リストランテ ダ ニーノ〉で味わうシチリア料理。WORLD GOURMET GUIDE Vol.18

世界中の料理店がギュッと集まる町、東京。1ヵ国1店舗、計30ヵ国を巡る食の旅へとご案内。その国のことをより深く知るための音楽・映画・本も、各分野のプロがセレクトしました。次の週末は、思い立ったらすぐ行ける外国へ。

photo: Kaori Oouchi / text (restaurant): Keiko Kodera / text (culture): Ryota Mukai

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イタリアについて

「永遠の都」ローマが首都。人口約6,037万人。各地で気候が異なることもあり、郷土料理が多彩だが、今回紹介するのはシチリア料理に特化した店。飲食店はバール、オステリア、トラットリア、リストランテに大別され、食好きのイタリア人は気分やシーンで使い分ける。

リストランテ ダ ニーノ(乃木坂)

カラフルなデシモーネの絵画や食器に彩られた空間は陽気なシチリアそのもの。本国からシチリア料理の“大使”として功績を称えられたシェフの料理は、魚介をふんだんに使う郷土の味を現代的にアレンジした逸品揃い。ブロンテ産ピスタチオを使ったリゾットやデザート、トラパニ産のマグロのカラスミを使ったパスタなどシチリアの素材を生かした名物多数。

乃木坂〈リストランテ ダ ニーノ〉店内
乃木坂〈リストランテ ダ ニーノ〉店内

イタリアを楽しむ音楽

『Torneremo Ancora』Franco Battiato
ミュージシャン、映画監督、画家と様々な顔を持つアーティスト、フランコ・バッティアート。2019年に発表した本作が遺作となった。「自身の曲を美しいオーケストラを伴って歌った、集大成的な一枚。鬼才中の鬼才です」(吉本)

セレクター:吉本秀純(音楽ライター)
よしもと・ひですみ/音楽誌を中心に寄稿。『GLOCAL BEATS』を監修。

イタリア語で言ってみよう

現地の言葉で「ありがとう」:グラッツィエ

現地の言葉で「おいしい」:ボーノ

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