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ナチュラルワインのお店ガイド:大阪・谷町六丁目〈サポ〉20年先を視野に、ゆったり地下熟成室を完備

もっと自由においしいワインと出会いたいなら、信頼できる“注ぎ手”と“売り手”を見つけることが近道です。首都圏を中心に全国の各都市まで、オープン5年ほどのバー、レストラン、酒場、酒販店……53軒と、その店主/オーナーを、おすすめの一本とともにご紹介。

photo: Kunihiro Fukumori / text: Mitsuhiko Terashita

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10年、20年先を視野に、ゆったり地下熟成室を完備

壁2面がガラス張りで開放感あるワインショップ。同じ通りでワインバー〈ハポ〉をブレイクさせた国本幸延さんがここで狙ったのは「ワインの熟成。5年、10年と熟成させてから売るための空間を地下1階に確保したかったから」との情熱のもと、ストックは現在約800種、2,500本。

フランス、イタリアなどだけでなくチェコ、ハンガリー、オーストリアなど、話題の中欧も鋭くフォロー。「すべてのお酒の中でも、酔い方が異なる。本当に楽しく、心が明るく高揚する不思議な飲み物。熟成後にさらに高まるのが、待ち切れないです」。

ベンツェ・ビルトック フルミント 2019
ベンツェ・ビルトック フルミント 2019/ハンガリーに現れ、瞬時に入手難となったアイコン生産者。亜硫酸無添加。「同等の味をフランス産に求めると、3倍以上の出費は必要。長~く体に響く、澄んだミネラルの余韻が、心に焼き付きます」。ボトル7,500円。

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