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ナチュラルワインのお店ガイド:愛知・藤が丘〈スールライユ〉名古屋の草分け的存在の一人で、自らワイン造りを始めた店主

もっと自由においしいワインと出会いたいなら、信頼できる“注ぎ手”と“売り手”を見つけることが近道です。首都圏を中心に全国の各都市まで、オープン5年ほどのバー、レストラン、酒場、酒販店……53軒と、その店主/オーナーを、おすすめの一本とともにご紹介。

初出:BRUTUS No.962「ナチュラルワイン、どう選ぶ?」(2022年5月16日発売)

photo: Kunihiro Fukumori / text: Mako Yamato

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名古屋の草分け的存在の一人で、自らワイン造りを始めた店主

「ボトルの中には造り手の性格や生き方、その土地の風土すべてが詰まっている。飲めば伝わる手紙のようなもの。そんなワインを食事と共に味わう、豊かな食文化を伝えられたら」とフランスを中心に日本の若い造り手のものまでを揃えるショップ店主の與語篤史さん。

スールライユ(名古屋/藤が丘)店主の與語篤史さん

「名古屋の料理人やソムリエは産地から遠いこともあって、現場を知らない人も多い。実際に見せてあげられたら」との思いも込め、南信州でワイン造りにも着手。「ワイン造りの師匠であるドメーヌ・オヤマダの小山田幸紀さんや大好きな造り手を思い浮かべながら、高標高の畑でのブドウ栽培とワイン造りにも取り組む日々」。

南向醸造 ミナカタ ブラン 2020
南向醸造 ミナカタ ブラン 2020/長野県中川村にて曽我暢有が2021年にスタートしたワイナリー〈南向醸造〉の初リリースとなる一本。「今、最も注目したい若手造り手の一人が曽我君。今も未来も、可能性を感じさせる味わいですね」。ボトル3,000円。

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