生産者の畑に足を運び、
その思いを飲み手に伝える。
2004年、神泉に開業した〈ブチ〉を皮切りに、日本ワインの応援団長として活躍してきた岩倉久恵さんが、2018年、初の東側、浅草に作った酒場。「酒を酌み交わす文化に原点回帰しようと、約10種の日本の一升瓶ワインを揃えました」。
![ラ・メゾン・ド・一升ビン(東京/浅草)店主の岩倉久恵さん](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/06/assetterEX-121779-1600x2266.jpg)
扱う日本ワインは、ブドウ栽培に軸足を置いた造り手のものばかりで、実際に訪ねて納得したうえで紹介する。「その年の天候や造り手のライフイベントなど背景を伝えていきたい」。“日本が、ワイン産地として”という、岩倉さんが思い描いた未来は見事に形になっている。目の前の一杯を造った人がふらりと訪れることも。
![タケダワイナリー サンスフル白(発泡)2021](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/06/assetterEX-121793-1600x1822.jpg)