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ナチュラルワインのお店ガイド:豪徳寺〈ケトク〉気分は町の大衆居酒屋

もっと自由においしいワインと出会いたいなら、信頼できる“注ぎ手”と“売り手”を見つけることが近道です。首都圏を中心に全国の各都市まで、オープン5年ほどのバー、レストラン、酒場、酒販店……53軒と、その店主/オーナーを、おすすめの一本とともにご紹介。

photo: Satoru Nakano / text: Yuko Watari

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気分は町の大衆居酒屋、ワインはナチュラルオンリー

ビールと焼酎が好きだったという店主・松岡悠さんが人生に影響を与えるワインに出会ったのは、三軒茶屋の〈ウグイス〉に客として行った時のこと。「フランスのソーヴィニヨン・ブランを飲んだんです。メインストリームとは違う、ストリート感がありました」。それまでワインは苦手だったが、一気に傾倒していった。

ケトク(東京/豪徳寺)店主の松岡 悠さん

この出来事をきっかけに〈ウグイス〉に10年ほど勤め、独立。「ビールなども置いていますが、イカの塩辛や味玉などに合うかどうかも考えてワインも豊富に揃えています」。手頃な価格での提供も大事にしている。

レ・サボ・デレーヌ アベック・ル・ブラン 2018
レ・サボ・デレーヌ アベック・ル・ブラン 2018/南仏コルビエールにてアルバン・ミシェルが造る、黄色がかった色が特徴的な一本。「1lワインが好き。みんなで注ぎながら飲めるのが良くて、うちの店にぴったりだと思っています」。グラス800円。

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