週末の酒がうまい、BRUTUSの聞くレシピ Vol.43「明るい時間に。アーモンド&ブロッコリーのレモンソテーと、白ワイン」

最近、周りに料理上手な友達が増えてきた。どこの料理人から教わったのか、ちょっとしたひと手間で、ゲストを喜ばせたりして、なんだか羨ましい。自慢の一品をサラッと作れるスキルがあれば、週末の酒はもっとおいしくなるはずだ。気負わず簡単に作れる、とっておきのレシピを教えてくれるのは、料理家で〈and recipe〉主宰の山田英季さん。さて、今回のメニューは……


前回「サーモンとポテトのフライドサラダとクラフトビール」も読む。

photo & text & recipe: Hidesue Yamada

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どうしても、明るい時間からお酒の入ったグラスを傾けたいときがある。どこかへ行くために早めについた空港、なんの予定もない休日の昼間、旅の真っ最中だ。昼から飲むなと突っ込まれそうではあるが、この3つはまだ健全であると思っている。

困ったことに、僕にはもう一つそういうときがある。雨続きの日々のあと、パーっと晴れた日に洗濯物を干し終えて、仕事には蓋をして、お酒を飲みたくなるのだ。

もっぱら家では焼酎のソーダ割りを飲む僕にとって、昼酒の常備はない。家の酒棚を見ても、蒸留酒ばかりである。ちょうどいい酒はなんだろうと考えてみる。ビール、白ワイン、気候によってはシードルなんてのも大変いい。

ただ、あまりビール党ではない僕は、白ワインを飲むことにする。

さて今回は、まだ明るい時間に白ワインを飲みながら、軽くつまめるアーモンドとブロッコリーのレモンソテーを紹介する。

ポッドキャストで作り方を聞く

まずはブロッコリーを小房に分けて、硬めに塩茹でする。

正直にいうと、この時点で小皿にオリーブオイル、塩、黒コショウ、あれば粉チーズを合わせて、茹でたてブロッコリーをちょんちょんして食べるだけでも十分なつまみである。なので、レシピには「ブロッコリー……1/2房」と記しているが、茹でるときは1房まとめて茹でてしまうことをおすすめする。

話が脱線したので、本筋に戻そう。

フライパンにパンチェッタを入れて、弱火にかけ、じわじわと脂を出していく。ある程度、脂が出てきたらオリーブオイルと潰したニンニク、赤唐辛子、アーモンドスライスを入れて、ほんのりとニンニクが色づく程度まで炒める。

要はパンチェッタの脂とオリーブオイルを香味油にしたいのだ。

ここまできたら、後はブロッコリーを入れて、塩と白ワインを入れて、ささっと炒め、レモンを搾る。ポイントは、香味油と白ワイン、レモン汁の酸味を、ブロッコリーのふさふさの間に全て流し込むようなイメージで、フライパンを振ることだろう。

レモンを搾るタイミングは一番最後、なんなら火を止めてからでもいい。1/4個サイズのレモンで、5~6滴ほど振りかければ十分。これでしっかりと香ってくれる。

さて、ワインのコルクを抜き、出来上がったつまみにフォークを伸ばし、白ワインの入ったグラスを傾ける。

やっぱり仕事には蓋をすることにした。

ポルトガルで生産された《サロト・ホワイト 2023》。少しオレンジっぽい白ワイン。フルーツの香りがレモンの酸味に合うだけでなく、パンチェッタの動物性の脂とも好相性。

アーモンド&ブロッコリーのレモンソテーと、白ワイン

材料(2人分)
・パンチェッタ……60g
・ブロッコリー……1/2房
・アーモンドスライス……30g
・ニンニク……1かけ
・赤唐辛子……1本
・オリーブオイル……大さじ1
・塩……ふたつまみ
・白ワイン……大さじ2
・レモン……1/4個

作り方
①ブロッコリーを小房に分けて、硬めに塩茹でする。
②火にかけたフライパンにパンチェッタを入れて、弱火で脂を出す。
③②にオリーブオイルと潰したニンニク、赤唐辛子、アーモンドスライスを入れて弱火で炒め、香り出す。
④③にブロッコリーと塩、白ワインを加えて、混ぜながら炒め、仕上げにレモンを搾る。

《サロト・ホワイト 2023》750ml
今回合わせたお酒は、ポルトガルのワイナリー〈アリバシュ・ワイン・カンパニー〉による白ワイン。アルコール度数12.5%、3,850円(編集部調べ)。

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