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週末の酒がうまい、BRUTUSの聞くレシピ Vol.19「スコッチエッグとタリスカースパイシーハイボール」

最近、周りに料理上手な友達が増えてきた。どこの料理人から教わったのか、ちょっとしたひと手間で、ゲストを喜ばせたりして、なんだか羨ましい。自慢の一品をサラッと作れるスキルがあれば、週末の酒はもっとおいしくなるはずだ。気負わず簡単に作れる、とっておきのレシピを教えてくれるのは、料理家で〈and recipe〉主宰の山田英季さん。さて、今回のメニューは……。前回の「鶏肉のマスタード醤油マリネとソルティーレモンサワー」も読む。

photo&text&recipe: Hidesue Yamada

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趣味である写真の整理をしていると、2015年に行ったロンドンの写真が出てきた。写真を見返す時間は、その時の感情が蘇ってくるので、とても楽しいひとときだと思っている。そして、旅に行く前から、ロンドンに行ったら絶対に食べるものとして、考えていた一つが「スコッチエッグ」でした。

実は、このスコッチエッグは、僕にとっては母の味でもある。僕が小学生ぐらいの時によく作ってくれていた。ロンドンで少し日本食が恋しくなった時、デパートで買い食いしたスコッチエッグは、そんな小さい頃の思い出と繋がり、とても美味しい思い出です。

スコッチエッグ

さて、前置きが長くなりましたが、今回は僕の思い出の味である「スコッチエッグ」をタリスカースパイシーハイボールと合わせます。

そして、本日はスペシャルゲストとして、本誌995号の特集「写真はもっと楽しい。」でページを担当された、写真家の幡野広志さんをお招きしています。実は幡野さんとはマネージャーが一緒ということで、僕が料理のことを教える代わりに、写真のことを教えてもらったりして。一緒にイベントをやったり、飲みに行ったりもする仲間なんです。

ポッドキャストで作り方を聞く

まずは、スコッチエッグ用の卵を茹でます。鍋に湯を沸かし、弱火にしてから、お玉などでそっと卵を入れ、蓋をして、6分半茹でます。後で揚げるの茹で時間は短めです。

茹で上がったら、冷水に入れ、粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やしておきます。その間に、ボウルに合挽き肉を入れて混ぜ、調味料を加えてさらによく混ぜて、粘り気を出します。

スコッチエッグの調理風景
合挽き肉で包む前に、一度小麦粉を纏わせるのがポイント。

ゆで卵の殻をむいて、分量外の塩をふり、合挽き肉がくっつきやすいように小麦粉を軽くまぶします。

次は合挽き肉の準備。ハンバーグを作る要領で、粘り気が出るまでよく混ぜておきます。合挽き肉の1/4を手に取り、空気を抜きます。手のひらで円盤状に伸ばし、ゆで卵を載せて包みます。

小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけ、170℃の揚げ油で4~5分揚げます。揚げ上がったら、器に盛り付けて、ピクルスを添えれば出来上がりです。

今回のお酒、タリスカースパイシーハイボールは、氷を入れたグラスにタリスカーを30㎖入れ、炭酸水を注ぎ、黒こしょうをふります。スパイシーな味わいが、肉料理と相性抜群です。

スコッチエッグとタリスカースパイシーハイボール

スコッチエッグ
最近では、スコッチエッグを食べられるお店も減ってきた。来客にも喜ばれる最強メニュー。

材料 4個分

・卵…………4個
・合挽き肉…………400g
・揚げ油…………適量
・小麦粉…………適量
・溶き卵…………適量
・パン粉…………適量(ドライ)
・ピクルス………適量

〈A〉

・塩………………小さじ1
・黒こしょう……少々
・ケチャップ……大さじ1
・粒マスタード…大さじ1/2
・ナツメグ………少々

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作り方

スコッチエッグ
(1)沸騰したお湯にお玉などでそっと卵を入れて蓋をし、弱火で6分半茹で、冷水に入れ、1時間以上冷蔵庫で冷やす。
(2)ボウルに合挽き肉を入れて混ぜ、〈A〉を加えて粘り気が出るまでよく混ぜる。
(3)ゆで卵の殻をむき、分量外の塩を軽くふって、小麦粉を薄くまぶす。
(4)(3)を4等分にした(2)で包み、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけ、170℃の揚げ油で4~5分揚げる。
(5)器に盛り付け、ピクルスを添える。

タリスカースパイシーハイボール

タリスカーは30mlのタリスカーを使って、通常の方法でハイボールを作っておく。最後に黒こしょうをふりかけるだけのお手軽カクテル。

タリスカーのハイボール
仕上げにパラリと黒こしょうをふりかける。
タリスカー
スコットランドのスカイ島で、創業以来の製法を忠実に守り続ける、アイランズモルトの代表格とも言えるシングルモルトウイスキー。荒々しい自然が育んだ潮の香りや、ピートのスモーキーさ、スパイシーさな味わいには、根強いファンが多い。

タリスカー10年(700ml)
希望小売価格 4,320円
https://talisker-online.jp/lineup/y10.php

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