好きな酒のおつまみは？と聞かれた時、甘いものを選ぶ人はなかなかいないと思います。確かに相性で言えば、しょっぱいものの方が良いでしょう。
しかし、「コレは！」という甘いおつまみを見つけると、心が躍ります。
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そこで今回は、僕が見つけた甘いおつまみとのペアリング「あんクリームチーズペーストとカルヴァドスオンザロック」を紹介します。
まずは、クリームチーズを常温に戻しておき、ゴムベラで練るように混ぜます。そこにリコッタチーズとパルメザンチーズ、グラニュー糖を加えてさらに混ぜます。さらに、みじん切りにしたドライアプリコットを混ぜたらココットに入れ、ゴムベラで表面をならします。仕上げに今回の主役、あんペーストを重ねて、塩をふり、冷蔵庫で1時間ほど冷やします。
ささっと作れるおつまみなので、ぜひお試しください。
練るように混ぜたチーズたちに、ドライアプリコットのみじん切りを投入。ラムレーズンでもおいしそう！ 
ココットに入れ表面を慣らしたら、器ごと少し浮かせて、まな板にトントンと落とすと、空気が抜けて仕上がりも美しいです。
チーズを入れ終えたら、本日の主役、こしあんが登場。 
塩をひとつまみパラパラと。これが良いアクセントになる！ 
トルティーヤは油を引かずにフライパンで軽く焦げ目がつくまで温めて、1枚を4つにカット。
もうすぐあんクリームの出来上がり、というタイミングで、市販のフラワートルティーヤをフライパンで焼き、4等分に切ります。食べる時は、トルティーヤにあんクリームをたっぷり載せていただきます。「コーン」ではなく「フラワー」というのがキモ。フラワートルティーヤの香ばしさとあんの甘みが、まるで鯛焼きのよう。そして、クリームチーズの酸味にアプリコットの果実味が、あんみつのようにも感じます。
まったりとしつつも、どこか爽やかな甘いおつまみ「あんクリームチーズペースト」。そこに、りんごのブランデー「カルヴァドス」を合わせる。春の日暮れに窓際のテーブルで風を感じながら、甘いおつまみに、お酒を傾ける。最高ですよ！
あんクリームチーズペーストとカルヴァドスオンザロック
材料 2人分
・あんペースト……………40g
・クリームチーズ…………50g
・リコッタチーズ…………50g
・パルメザンチーズ………小さじ1
・グラニュー糖……………小さじ1と1/2
・ドライアプリコット……2個
・塩…………………………少々
・フラワートルティーヤ…適量
作り方
（1）常温に戻したクリームチーズをゴムベラで練るように混ぜ、リコッタチーズ、パルメザンチーズ、グラニュー糖を加えて、さらによく混ぜる。
（2）みじん切りにしたドライアプリコットを（1）に加えて、ゴムベラで全体を混ぜる。
（3）ココットに（2）を入れて、あんペーストを重ね、塩をふり、冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
（4）フライパンにフラワートルティーヤを入れて両面を温め、4等分に切る。
（5）トルティーヤに（3）をスプーンで載せながら食べる。
20周年を迎えるロングセラー。小豆、砂糖、寒天のみで作られた上品なこしあんは、飽きのこない味で。パンのお供にはもちろん、料理からおやつまで、様々なアレンジで楽しめる。他に［黒砂糖とメープルシロップ］や、季節限定の味も。〈トラヤあんスタンド〉のお店やとらやオンラインショップでも販売中。〈とらや〉の一部店舗でも取り扱いあり。
フランスのノルマンディ地方で造られる、りんごを原料としたブランデーがカルヴァドス。1870年からアルザス地方でお酒を作り続けるマスネ社は、小規模ながら高品質なブランデーやリキュールを生産するヨーロッパ随一のメーカー。こちらも原料はノルマンディから。主に食後酒として、ソーダ割りや水割りでいただきたい。酒販店やネットで購入可能。
