12月ですね。いかがお過ごしでしょうか?今年を振り返るなんてことは、もう少し後にして、せわしなく過ごしている〈and recipe〉の山田です。それでも、クリスマスなんていうハッピーなイベントがあるので、その日だけは仕事を忘れ、楽しく過ごしたいと思うわけです。
さて、そんなハッピーなイベント“クリスマス”に、白ワインを傾けながら食べたい「ベーコンチキンポテトグラタン」のお話です。ポッドキャストでは、ゲストにスタイリストの喜多尾祥之さんが登場。料理の雑学や、簡単で目からウロコのテクニック盛りだくさんでお届けします。
ポッドキャストで作り方を聞く
まずは出来上がりをイメージ
まずは、香ばしく焼き色のついたチーズの下から、湯気をあげて現れるチキンのホワイトソース、その下に控えるのは、ホクホクのじゃがいも、それを、フォークですくい上げ、いっぺんに口の中に放り込み、”ほふほふ”と言いながら、白ワインのグラスを口に近づける。そんな自分をしっかりとイメージします。
そうです。料理には、やる気が必要です。
じゃがいもは電子レンジでホクホクに
心の準備ができたところで、いざキッチンに立ち、包丁をにぎります。鶏肉は、火が通りづらいので、小さめのひとくち大に切ります。玉ねぎとじゃがいもは薄切りにします。切るものが多いのは面倒なので、クリスマスを楽しむためにこれだけにします。
じゃがいもを耐熱ボウルに入れて、分量外の水を大さじ3程度まわしかけ、ラップをして、600Wの電子レンジで8分ほど“チン”します。これでホクホクのじゃがいもが完成です。
ホワイトソースだって簡単に手作り
舞台は電子レンジからコンロへと移ります。フライパンでバターを温め、鶏肉と玉ねぎを入れて、玉ねぎがきつね色になる程度まで炒めます。
そこへ小麦粉を入れ、弱火で焦げないように炒めたら、塩、白こしょう、ナツメグ、白ワインを入れて、アルコールを飛ばします。休むことなく牛乳を少しずつ加え、その都度よく混ぜ、ダマを作らないようにします。
本来、ホワイトソースは別の鍋で作った方が、ダマになりにくい。だがしかし、朗報です。これぐらいの量ならダマになっても気にならない。こんな鈍感な自分がこのときばかりは好きになります。適度にサボらないと、本番前に疲れてしますからね。
仕上げはトースターで火入れ
さて、仕上げです。グラタン皿に、じゃがいもを並べ、ホワイトソースをかけて、ベーコンスライスを重ねます。僕は、このベーコンを切らずにそのままいく感じが、たまらなくプロっぽく、料理の工程としては好きな部類です。まぁ、一応プロなのですが。
話を戻し、ベーコンの上に、シュレッドチーズと粉チーズをたっぷりかけて、トースターで、チーズに焼き色がつくまで焼き上げます。あとは、想像したとおりに、熱々のグラタンを頬張って、白ワインをグビグビといくわけです。
今日は、白ワインで過ごすクリスマス「ベーコンチキンポテトグラタン」でした。