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人気のユーロヴィンテージが揃う古着店2選。〈BRACKETS〉〈sinot. clothing〉

いま古着が大ブームだといわれるほど、全国のたくさんの街に、実に魅力的な古着店が増えています。世界が羨む古着大国ニッポンで、今行くべきお店をピックアップ!

photo: Kazufumi Shimoyashiki, Shinryo Saeki, Toshimitsu Sakamoto, Kazuharu Igarashi / text: Tamaki Itakura, Yusuke Nakamura, Kumiko Nakata, Shuhei Sato

BRACKETS(渋谷/東京)

普通だけど珍しくて良い。そんな逸品に出会える場所

イギリスを中心に、ドイツやフランスの軍ものを豊富に揃える〈ブラケット〉。ラックや棚、天井から吊り下げられた服や小物は、どれも珍しいものばかり。例えばイギリスの物資節約計画“CC41”のアイテムや、貴重な50〜60年代のドイツ製パンツなど。初めてお目にかかる古着が見つかるはず。

「レアで高価だけど格好悪いものよりも、普通だけど格好よくて面白いものに惹かれるんです」とオーナーの飯田康貴さんは言う。それもそのはず、ヨーロッパでの買い付けは、軍用の工場から個人ディーラーまで、常に新規開拓。だから新しいものに出会えるのだ。

渋谷〈BRACKETS〉店内
ミリタリーパンツは奥の棚に丁寧にスタッキング。

sinot. clothing(代々木上原/東京)

幼馴染みの2人が作る、パッションにあふれた店

夜22時まで営業している〈シノクロージング〉は古着好きな大人のたまり場。この店を手がける木村謙太さんと野口尚史さんは、北海道出身で中学からの同級生コンビだ。

そんな2人の夢が詰まったお店には、30〜50年代の欧州を中心に、80年代以降のレギュラーやミリタリー服を再解釈した企画ものまで、ジャンルや年代をミックスしてセレクト。

「年代を問わず、良いものは良い。服も人と同じように“顔”があると思っていて、自分が思う良い面構えのアイテムを買い付けています」(木村さん)

※紹介した古着の多くは一点物で、品切れの場合があります。価格等の情報は取材時のもので、変更になる場合があります。