ユーロヴィンテージが揃うお店
BRACKETS（渋谷／東京）
隠れ名品だらけの店内は、じっくり時間をかけて物色するべし。 
1941〜52年の間にイギリスで作られたCC41のシャツ。戦時中で物資を節約するため縫製の工程を省いたもの。29,700〜49,720円。
普通だけど珍しくて良い。そんな逸品に出会える場所
イギリスを中心に、ドイツやフランスの軍ものを豊富に揃える〈ブラケット〉。ラックや棚、天井から吊り下げられた服や小物は、どれも珍しいものばかり。例えばイギリスの物資節約計画“CC41”のアイテムや、貴重な50〜60年代のドイツ製パンツなど。初めてお目にかかる古着が見つかるはず。
「レアで高価だけど格好悪いものよりも、普通だけど格好よくて面白いものに惹かれるんです」とオーナーの飯田康貴さんは言う。それもそのはず、ヨーロッパでの買い付けは、軍用の工場から個人ディーラーまで、常に新規開拓。だから新しいものに出会えるのだ。
1941〜52年の間にイギリスで作られたCC41のシャツ。戦時中で物資を節約するため縫製の工程を省いたもの。29,700〜49,720円。 
60年代のドイツ製。サスペンダーボタンが隠せる仕様。12,980円。 
軍が採用した〈バブアー〉のミリタリーモデル《THE MILITARY》259,600円。
sinot. clothing（代々木上原／東京）
フレンチヴィンテージのワークウェアを泥染めして1年自然に放置し、経年変化させたブランド〈カリーム・アジャム〉。 
コの字形の店内は広々とした空間。仕事終わりに行ける営業時間も嬉しい。
幼馴染みの2人が作る、パッションにあふれた店
夜22時まで営業している〈シノクロージング〉は古着好きな大人のたまり場。この店を手がける木村謙太さんと野口尚史さんは、北海道出身で中学からの同級生コンビだ。
そんな2人の夢が詰まったお店には、30〜50年代の欧州を中心に、80年代以降のレギュラーやミリタリー服を再解釈した企画ものまで、ジャンルや年代をミックスしてセレクト。
「年代を問わず、良いものは良い。服も人と同じように“顔”があると思っていて、自分が思う良い面構えのアイテムを買い付けています」（木村さん）
ベストとシャツが一体のアウトドアシャツ89,100円。 
チェコスロバキア軍のドゥバキー迷彩柄のスモック165,000円。 
リペアものも充実。ジャケット121,000円。
色鮮やかなシャツ類も。 
※紹介した古着の多くは一点物で、品切れの場合があります。価格等の情報は取材時のもので、変更になる場合があります。
