Desert Snow(千葉)
アメリカ古着とブランド古着をMIX
「千葉でディグるなら〈デザートスノー〉だよ」と古着好きが口を揃えて語る同店は2000年にオープン。
ヴィンテージデニムやスエットなど、往年の古着店らしいアメリカ古着はもちろん、いわゆるレギュラーアイテム、そして80年代から90年代の〈コム デ ギャルソン〉や〈イッセイミヤケ〉等のドメスティックブランドのアーカイブも揃う。一日あっても見切れないほどの圧巻の物量で、ビギナーから玄人まで楽しめること間違いなし。
HOMIES(京都)
王道ヴィンテージ&ボロの美学
暖色系の照明が古き良きアメリカの空気を醸し出す錦市場近くの名店。買い付けは全米が主で、田舎町の納屋まで奔走するそう。
デニムなどのアメカジやミリタリーだけでなく、ヴィンテージのアクセサリー、それにUK産の〈バーバリー〉もこちらの定番。加えて、ずらりと並ぶ激しいダメージジーンズも先人をリスペクト&ボロの美学として提案し人気に。シルク生地のシャツなど、シーズンで変化する癖のある一角も見落とせない。
TWO FACE(熊本)
稀少ヴィンテージと裏原系をミックス
高校生で古着の虜(とりこ)になった原田政和さんのアンテナは、25年以上経った今も変わらない。「ヴィンテージの渋さに魅了され、店を回って、実物を見て感動していた頃と同じ感覚で、やっぱりデニムが好き。2〜3ヵ月間隔でLAに行き、ディーラーやローカルなフリマで買い付けています」。
同時に裏原系のアイテムも厳選。「当時を知る同世代の方には響くセレクト。古着がソースになってるものも多く、時代の変遷が見えて面白い」
Mr. Clean(代々木公園/東京)
古着界のスーパーバイヤーが表現するベーシックな古着屋
粒揃いな古着店が点在する注目の奥渋谷。古着好きにとって欠かすことのできないエリアになった大きな理由の一つが、2020年に富ヶ谷に移転リニューアルを果たした〈ミスタークリーン〉の存在だろう。
オーナーである栗原道彦さんは、かつて原宿や千葉にあった老舗の古着屋で活躍した凄腕バイヤーとして有名な人物。その知識やセンスは言わずもがな、アメリカ買い付け時には、1日で500〜600kmほど走り回り、それを1年のうち半分続ける鉄人ぶりで知られ、“古着界の大谷翔平”と評する同業者もいるほど。
そんな同店の魅力は、栗原さんが一点ずつ丁寧に選び仕入れたベーシックなアメリカンクロージングを適正価格で買えること。定番からトレンドのものまでセンスよく揃い、どれも納得のプライス。またコンディションを確認できるように、あえて白色灯を使い、明るい店内にしている心遣いもポイント。この店で値段を理由に迷ったら、買っておいて損はないはず!
※紹介した古着の多くは一点物で、品切れの場合があります。価格等の情報は取材時のもので、変更になる場合があります。