Love

スタイリスト・伊賀大介が愛するスナック、鶯谷〈よーかんちゃん〉

ひとたび「宮内庁御用無し」と書かれた〈よーかんちゃん〉の扉を開けたら別世界!李小龍先生の教えのごとく「考えるな!感じろ!」という心持ちで、とにかく楽しまないのは野暮ってモン。

photo: Yasuyuki Emori / text: Satoko Muroga

夫婦愛の結晶
1979年から鶯谷で磨き上げられた
極上のエンターテインメント

初見は2009年頃に、鉄割アルバトロスケットの戌井昭人さんに連れられて。このへん界隈をハシゴしまくりの忘年会の果てに、辿り着いたのがここで、文字通り「ぶっ飛び」ました!年末だったので人数もすごく、グルーヴがハンパなくて、夢見心地でした(笑)。

鶯谷〈よーかんちゃん〉店主・よーかんちゃん
店主よーかんちゃんの歌謡ショーは、独特の歌詞や、奥様の合いの手も見もの。時に観客の涙を誘うことも。「これ毎日やってるんだよ。参っちゃうなあ〜」(よーかんちゃん)

それ以来、友人や仕事仲間などで何度も来させてもらっていますが、初見の人が衝撃を受けるリアクションが楽しく&嬉しいんすよね。だから「絶対ググんな!」と、念を押します。ピュアな気持ちで来ないと、よーかんちゃんに申し訳ないので。ソウルとペーソスに溢れた、オリジナルな歌を聴いていると、笑った後に泣ける日もあります。まさに、プロとは何か⁉芸能とは何か⁉のお手本です!!!

スタイリスト・伊賀大介