とん鈴(神奈川・柿生)
コートで爽やかに汗をかいたら、銭湯で軽やかにその汗を流し、とん鈴で賑やかに豚を囲む。これが我がフットサルチームの定番コース。柿生の駅前、出し入れのしにくい駐車場と愛嬌のある豚の暖簾がとん鈴の目印。
粗目の衣がサクッと香ばしく、しっとりとうまみの広がるお肉に、ほんのりあまーい脂と、三拍子が揃ったロースかつ定食は僕が幼少期からのお馴染みの味。とんかつがうまいのはもちろんだが、厨房の職人さんの素っ気ない感じも好きで、愛想を振りまくくらいならうまいとんかつ揚げたるぜ!と背中で語ってくる。
そのくせ、お店の外にある看板には「ご来店ありがとうございました、またのお越しをお待ちしております」と愛らしい豚のイラストが微笑んでくる。そんなちょっとツンデレな感じもたまらなく好きなのです。