〈東京都写真美術館〉の図書室で
貴重な写真集に触れる
写真の魅力はプリントだと言う人もいるかもしれないが、写真集も大事なメディアだ。むしろ写真集を一つの表現媒体として重要視する写真家もいる。
ここでは写真集から専門雑誌、展覧会図録まで、約112,000冊を超える蔵書が閲覧できる。書店では手に入らない貴重な写真集があるのも魅力だ。館の展示に合わせた図書も揃う。
〈国立映画アーカイブ〉の図書室で
映画文献に親しむ
映画関連の和書を中心に約50,000冊の蔵書を誇る。京橋という立地の良さから、映画関係者が映画にまつわる様々な資料を閲覧しに来るのはもちろん、ふらりと映画雑誌の最新号を読みに来る人も多い。
東京と映画にまつわる本も所蔵が多く、最近の本では映画のロケ地などがイラストで楽しく読める宮崎祐治の『東京映画地図』がおすすめとのこと。
〈小石川図書館〉で
アナログレコードを掘る
1951年に今の場所に移転し、66年に全面改装した際に設立されたのが2階の「レコード室」。2007年に区の図書館にあったレコードをすべて集め、クラシックからジャズ、ロック、ポップスや落語まで約20,000点の所蔵を誇る。
しかも区民は10点、区外の人でも5点まで貸し出し可、館内でも試聴可能だ。スタッフおすすめの盤をかける『レコードの時間』等のイベントでは、無料、入退場自由でレコードから流れる音楽が楽しめる。