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ターミナルで出会う。エッセイスト・平野紗季子が紹介する、素材の良さが光る手みやげ

駅&空港スイーツ新時代!インディペンデントなプレーヤーの参入も続々、旅のおやつにもぴったりな旬のスイーツが揃い踏み。

photo: Koh Akazawa, Hikari Koki / text: Hikari Torisawa

ターミナルで出会う、素材の良さが光る手みやげ

洋菓子店〈(NO)RAISIN SANDWICH〉を率いる平野紗季子さん。初の実店舗が開店したグランスタ東京や、羽田空港「HANEDA STAR & LUXE」など、東京の玄関口で出会えるスイーツをご紹介。

「お菓子屋さんの大舞台、東京駅に〈(NO) RAISIN SANDWICH〉のお店ができました!ここだけで買えるキャラメルバターサンドイッチは、サブレに生キャラメルとバタークリームを挟んでいます。

品川〈GOOD NEWS TOKYO〉バターのいとこ
バターのいとこ
牛乳からバターを作る際に出る無脂肪乳に新たな価値を、というフードロスへの意識から生まれた洋菓子。無脂肪乳を使った特製ミルクジャムをバターたっぷりのゴーフレットに挟み込んだ食感も楽しい。駅、空港、百貨店など都内では9ヵ所で購入できる。3枚入り972円。

羽田空港では〈神楽坂 石かわ〉が作る椰子の白わらび餅を。雪のようなココナッツパウダーを掘るとココナッツミルクが練り込まれたわらび餅が出てくるという浮世離れしたお菓子です。無脂肪乳をおいしく活用する『バターのいとこ』は、パティシエ後藤裕一さん監修の信頼の味。

羽田空港〈いったつみとらどう〉椰子の白わらび餅

椰子の白わらび餅
ミシュラン3ツ星を獲得している日本料理店〈神楽坂 石かわ〉と〈虎白〉が練り物の技を生かして作る、ココナッツの風味豊かなわらび餅。帝国ホテル東京 ガルガンチュワと店の公式HPでも販売する。330g 3,888円。

1種オンリーの潔さにメロメロになるakasand クッキー缶。きらめく真紅のイチゴジャムにバターたっぷりのクッキー、振り掛けられたのは和三盆糖。この味、嫌いな人はいないと思います。手みやげにも、新幹線や飛行機で食べるおやつにも買い込みたい4品です」

渋谷〈いちご大福と茶菓のお店 あかさんど〉akasand クッキー缶
akasand クッキー缶
香川県産の女峰で作るフレッシュな自家製ジャムを、徳島県産の和三盆糖の柔らかな甘味をまとったクッキーでサンド。添加物を使用せず、素材にこだわった手作りの美味はオンラインでも購入できる。24枚入り4,800円。

「レーズンとそれ以外のサンド菓子」をコンセプトに2018年に始動した洋菓子ブランド初の常設店がオープン。レーズンサンド、季節の果物を挟んだサンドに加え、東京駅限定、常温での持ち歩きOKのキャラメルバターサンドを販売する。