Eat

Eat

食べる

焼き芋観が覆る。東京の「ニューウェーブ系」焼き芋6選

東京という街とそこに息づくもの、こと、場所を愛してやまない人たちがいる。飲食をはじめカルチャーやエンタメ、さらに建築や公共物に都市の風景まで、マニアが極私的に案内する東京偏愛スポット。

text: Sota Amaya / edit: Mo-Green

連載一覧へ

「ニューウェーブ系」焼き芋はいかが

「焼き芋、懐かしいねえ」という時代はもう昔。これまで想像しなかった“新しい焼き芋の食べ方”を発信する東京の6店舗を紹介します。

練馬の〈日比焼き芋〉は、食事としてボリューム豊かに味わう“ご飯系焼き芋”の先駆者。名物「バター焼き芋カレー」は、ご飯にかけて食べたくなる魅惑の一品です。池袋を中心に移動販売を行う〈やなぎ屋〉は、福井県あわら市のブランド芋「とみつ金時」をリキュールやシロップに漬け込んで熟成した「フレーバー焼き芋」を送り出す新進気鋭のお店。割った瞬間に花開く魅惑の香り、一口かじった時に押し寄せる多幸感は、これまでの焼き芋観が一気に覆る衝撃です。

地下鉄赤塚駅に近い〈超蜜®やきいもpukupuku〉は、日本で焼き芋を“蜜だくだく”に焼かせたらピカイチ。キラキラ輝く果汁のような蜜が芋から溢れ出て、もはやフルーツの味わいです。善福寺の〈OIMO cafe〉は、フレンチレストランを思わせる一軒家で“ステーキ仕立て”の焼き芋をナイフとフォークでいただくスタイル。

羽村市〈おいもや 農家の台所〉では、しっとり蜜芋にフランス産の岩塩を合わせ、皮までこっくりおいしい「塩やきいも」が食べられます。浅草花やしき向かいの〈芋やす 浅草店〉では、サツマイモから抽出した濃厚な蜜を練り上げて作った「芋蜜生キャラメル」が大人気。市場でめったに出回らない激レア品種の焼き芋もサプライズ登場するので、チェックしておくと嬉しい出会いが期待できます!

連載一覧へ