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皮の中は小宇宙⁉中華料理店では食べられない、東京の激レア春巻き6選

東京という街とそこに息づくもの、こと、場所を愛してやまない人たちがいる。飲食をはじめカルチャーやエンタメ、さらに建築や公共物に都市の風景まで、マニアが極私的に案内する東京偏愛スポット。

text: Tomohiro Hisamatsu / edit: Mo-Green

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無限の可能性を秘めた“包み込む料理”の世界へ、ようこそ

今、日本は“春巻き戦国時代”。実は、春巻き専門店が全国各地に爆誕しているのです。

南は福岡の専門店〈福岡はるまき ぶる〉から関西の〈サヨナラ天サン〉〈おにぎりとはるまき きよし〉〈まめ八〉〈春進堂〉〈THE HARUMAKI CLUB KOBE〉、愛知の〈はるまき食堂凸凹〉、東京の〈春巻き専門店 はるまきバトン〉〈東京はるまき〉、石川の〈はるまき家〉、北海道の〈ハルマキギャラクシー〉などなど。全国にこれだけ春巻き専門店があります。

ただ、専門店が各地で誕生しているからといって、一般の方の間で春巻き界隈が盛り上がっているかというと、そうでもありません。とある揚げ物ランキングでは、揚げ物感がない「大学いも」にも負けてしまう存在。

『マツコの知らない世界』で特集してもらった時も“日陰点心”として紹介されました。僕はそんな春巻きと自分の業界においての立ち位置(日陰)にシンパシーを感じ、ハルマキストを名乗って全国を食べ歩き、春巻き業界を盛り上げたいと活動しています。

その春巻きのイメージですが、一般的には「五目春巻き」がメジャーだと思われがち。そこで今回は、春巻きには五目だけではなく、「どんな料理や食材でも巻ける無限の可能性」があること、「春巻きの皮の中で食材が蒸されて、旨味が爆発」することなどが伝わるお店をピックアップしてみました。では、さっそく巻いていきましょう。「春巻きの皮の中は小宇宙⁉中華料理店では食べられない激レア春巻き」

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