聞いた人:野営家・伊澤直人
自然の中で信頼できる“相棒”を見つける
「広大な自然の中では、自分と道具だけが頼り。命を預けるのだから、信頼の置ける道具を選ぶ必要があります」
八ヶ岳の麓を拠点に、遭難や被災を想定したサバイバルキャンプのスクールを行う〈週末冒険会〉の主宰、伊澤直人さんは言う。行動を妨げない軽さと、間違いなく機能する堅牢さ、そして応用の利く汎用性。この3つが、伊澤さんが道具に求める絶対条件だ。
「新しい道具を選ぶ時には、経験豊富なお店の人と、道具を目の前にして相談できるお店がいいです。例えば〈BOZEMAN〉は店主が長年沢登りをしている人で、リアルな経験が品揃えに反映されているし、ナイフに精通した〈Matrix-AIDA〉は鋼材やハンドル材など、自分が求める一本のために、イチから相談に乗ってくれます」
そのうえで伊澤さんが強調するのは、「愛着を持てる“相棒”を見つけること」だ。相棒がいれば、家の裏庭でも、見知らぬ森でも、どんな場所でだって冒険になる。道具が広げてくれるアウトドアの世界を楽しもう。