多様性を極める、ホテルのカタログ
ホテルと名のつく施設にはラグジュアリーからローコストまでサービスの幅で多様なカタチがある。多くの人々が住まい訪れる東京にはホテルも密集し、さながらホテルのカタログのようだ。例えば〈グランド ハイアット 東京〉は一棟まるまる外資系ホテル。車寄せを抜けた瞬間から非日常の世界が広がる。
一方、歓楽街に聳(そび)える〈新宿プリンスホテル〉では、街の喧騒を忘れさせつつ、高層階から迫力ある都会の夜景が望め、サンクチュアリかと思うほどだ。東京のホテルは、サービスの個性も多彩かつトレンドにも敏感で、目下サウナブームを反映した池袋の〈hotel hisoca ikebukuro〉では全室にサウナを備えている。
ビジネスホテルも侮れず、〈クインテッサホテル東京羽田〉のロビーには約8,000冊のコミックという圧倒される光景が広がり、客室で思う存分漫画の世界に浸ることができる。さらには24時間カレーライスやうどんが食べられるのも魅力だ。食事といえば〈ベッセルイン高田馬場駅前〉の朝食。北海道から沖縄まで全国のグループホテルの人気朝食メニューが集まり、まるで“朝食で日本一周”気分が味わえる。
一方、スイーツ好きは、人気スイーツのアウトレットショップを併設した〈ホテル ココ・グラン北千住〉に注目。製菓メーカーが運営しているため、宿泊者なら行列を気にせず客室で贅沢なスイーツタイムを楽しめる。泊まるだけではなく、+αの楽しみがあるのが東京のホテルの面白さだ。





