エクストリームラーメンの世界へようこそ!
私は元来カタい酒を飲ませてくれる大衆居酒屋、シーシャ屋、ほこりとカビで溢れ返るレコード屋などに生息しているタイプのナードな人間で、どう考えてもこの企画の選者として場違いなのでは?と思ったのだが、エクストリームさについて語ってくださいと言われて即筆をとってみればあっという間に本文600字の指定を軽く超えていきそうな勢いで前段の文章を書いている。
やれやれ、四十路も見えてきたミドルエイジの本気のエクストリームラーメン生活を明らかにしていこうと思う。老いて体力も落ち、胃腸のもたれ、肩の痛み、その他諸々の体の不具合も出て、私はすっかり食べる量も減ってきた。おまけにそれらが原因で余計に遠出もしなくなった。某大盛り系ラーメングループでも小サイズを頼むようになってしまった現状を数年前の自分が見たら泣くだろうな、と思うほどの体たらくである。
そんな私でも、店としての存在感、味の強さ、クセの強さがエクストリームな店はいくらでもご紹介可能だ。量が食べられなければ個性を楽しめばいいじゃない!そもそもエクストリームラーメンって何?って……。そう、「過激」なのは量だけではないのだ。
屈強な個性、行列の人数、何よりも大切なのはもちろん味よ。私、キリヲが自信を持っておすすめする店舗をご紹介……え?それにしてもエリアが偏っていないか、って?まあいいじゃないか、だって私、その昔はフロムムサシノと名乗ってたくらいなのだから……。





