Eat 2025.9.3 Eat 食べる 2025.9.3 王道から新時代まで。研究家が選ぶ、東京のかた焼きそば3選 東京という街とそこに息づくもの、こと、場所を愛してやまない人たちがいる。飲食をはじめカルチャーやエンタメ、さらに建築や公共物に都市の風景まで、マニアが極私的に案内する東京偏愛スポット。 text: MARUOSA / edit: Mo-Green 連載一覧へ 町中華のガラパゴス、かた焼きそばの世界 町中華メニューの中でもとりわけ謎が深い料理として君臨するかた焼きそば。西暦1900年前後、はるか彼方の国アメリカで誕生したとされるこの料理はいわゆる「アメリカンチャイニーズ」の一つとして日本に上陸する。 揚げ麺に五目あんかけという名のベールをかけたその姿は100年以上目覚ましい進化もなくひっそりとメニューの片隅で生き続けてきた。食文化さえも多様性と叫ばれる今、この時代だからこそ再評価すべき料理だと私はそう願ってやまない。 紫金飯店 原宿本店アパレル、音楽などさまざまなジャンルとコラボするニューウェーブ町中華の旗手的存在。かた焼きそばに関してもほかでは見られないバリエーションで遊び心に溢れる老舗店。伝統を守りつつ開拓精神は忘れない、新時代のかた焼きそば。ルースかた焼きそば1,200円。住所:渋谷区神宮前2-35-9中国屋台 十八番 新川店誰もが一度は耳にしたことがある屋号、それが「十八番」。その創業者の意志を継ぐ息子たちが腕を振るう直系店で提供されているかた焼きそばは塩ベースのあっさり風味。良質なラードで揚げられた十八番特製麺が噛むたびに滋味深い。かたやきそば1,020円(ランチタイムは980円)。住所:中央区新川2-7-7萬楽飯店創業1912年、世界最大級の古書店街である神保町で長きにわたって町の人々の胃袋を支えてきた老舗中華店。ごまかしが利かないオーソドックスなかた焼きそばだからこそ出せる王道味。この「普通においしい」は今や稀少であり、だからこそ愛おしい。やきそば(硬)900円。住所:千代田区神田小川町3-5-1 連載一覧へ #TOKYO MANIA #中華 #原宿 #東京 #町中華 #神保町 デイリーブルータス #979 無性に!焼きそば グルマン温故知新:赤坂〈焼きそば専門天 赤坂店〉店主の腕前とセンスが光る完全無欠の焼きそば 食通たちが厳選する、定番中華の名店5軒:焼きそば編 Videos 動画 【GOOD STYLE for Mr.BRUTUS 秋から冬のワードローブ。】理容室〈handsam〉で聞く、ハンサム像とは? 【10/1発売】GOOD STYLE for Mr.BRUTUS 秋から冬のワードローブ。 Videos 動画 【GOOD STYLE for Mr.BRUTUS 秋から冬のワードローブ。】理容室〈handsam〉で聞く、ハンサム像とは? 【10/1発売】GOOD STYLE for Mr.BRUTUS 秋から冬のワードローブ。