Visit 2025.10.28 Visit 訪れる 2025.10.28 丸ゴシック体のぎこちなさが愛らしい。まちなかに「はみ出す」ビーポップ・サイン3選 東京という街とそこに息づくもの、こと、場所を愛してやまない人たちがいる。飲食をはじめカルチャーやエンタメ、さらに建築や公共物に都市の風景まで、マニアが極私的に案内する東京偏愛スポット。 text: Chikaku / edit: Mo-Green 連載一覧へ まちなかに「はみ出す」ビーポップ・サイン 「ビーポップ」は事務用品メーカー〈マックス〉が販売する、サイン用の文字を印字することに特化した製品。その出力結果は「テプラ」「ネームランド」「ピータッチ」の巨大版といった雰囲気がある。 ビーポップの主な使用場面は工場やバックヤードだが、意識をしてあたりを見渡してみると、生活圏にもはみ出て使われていることがよくわかる。そんなビーポップの存在感や、独自の丸ゴシック体の書体のぎこちない雰囲気が好きで、まちなかで発見するとつい嬉しくなってしまうのだ。 タワーホール船堀都営新宿線船堀駅そばの区営文化施設。ここには館内のあちこちにビーポップで印刷されたサインがあり、通称〈船堀タワー〉の展望室(地上103m)にも方角を示す文字が貼られている。これだけ地表から離れた場所に掲出されているタワーホール船堀は「ビーポップ最高地点」とも呼べる。住所:江戸川区船堀4-1-1|地図さえずりの森永山駅(京王・小田急)のすぐそばにある雑木林〈さえずりの森〉は、野生の緑を感じることができる場所。入口や散策路沿いにはビーポップによる案内表示が点在している。「散策」「保全育成」など、ほかの場所ではなかなか見られない文字列がビーポップで印刷されていて、自然と一緒に観察できる。住所:多摩市永山2-1|地図赤羽駅生活圏内でビーポップが活躍している場所の筆頭といえば、やっぱり鉄道駅。ビーポップを導入している鉄道会社はいくつかあって、JR東日本もそのうちの一つ。中でも赤羽駅はいろんな色のシートやインクリボンを使った、個性豊かなビーポップ・サインを観ることができ、眺めているだけでも楽しい。住所:北区赤羽1-1-1|地図 連載一覧へ #TOKYO MANIA #東京 #船堀 #赤羽 Videos 動画 【特集 ラブソング】崎山蒼志、BRUTUS編集部で愛を歌う。 【10/15発売】特集 ラブソング Videos 動画 【特集 ラブソング】崎山蒼志、BRUTUS編集部で愛を歌う。 【10/15発売】特集 ラブソング