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甘党にも左党にもテッパン手みやげ。赤坂〈リベルターブル〉

フォアグラや黒トリュフなど、レア食材を使ったケーキの世界に浸る。

Photo: Naoki Tani / Text: Yuko Saito

Libertable(赤坂/東京)

フォアグラ、黒トリュフに、シェーブルチーズ、ポルチーニ……。これ、何かといえば、ケーキの素材!皿盛りのデザートを主役にしたフレンチレストラン、青山〈リベルターブル〉で食通を唸らせたパティシエの森田一頼さん。

今度は赤坂に移ってケーキショップをオープン。しかも、驚くような素材を使ったフランス菓子を次々誕生させている。その理由は「菓子の世界はちょっと保守的。料理の世界と同じように、新しい食材をどんどん取り入れたいと思って」。

東京 赤坂 リベルターブル ゼニス
フォアグラ×リンゴ
カラメリゼしたリンゴのシブーストとソテーまではよくあるが、その下がフォアグラのフランと塩味のサブレに。ゼニス¥864(税込)。

代表作「ゼニス」ではフォアグラを伝統菓子シブーストに組み込んだ。一口目はガツンとフォアグラ。やがてリンゴの甘味やキャラメルのほろ苦さ、塩気が渾然一体になる未体験ワールド。きっと本場フランスでも出会えない。

生ケーキは常時14〜15種。目指すアイテムは、予約が確実。店内には4席のイートインカウンターも。