徳岡慶也のトウキョウ・ナイト
「夜は魚の活性が高まるし、魚が持つ人間に対する警戒も薄れるから、釣り好きなら普通に狙う時間帯なんですけど。ただそれを田舎の方でやるんじゃなくて、近場の東京湾でやるのが良いんです」と夜釣りの魅力を教えてくれたのは、インストゥルメンタルユニット〈デパペペ〉の徳岡慶也さん。
誰もが認めるアコースティックギターの名手だが、ひそかに手にはギターよりも釣り道具があったと言ってもいいくらい、大の釣り好きでもあるのだ。
「小学生の時から続けているからギターより付き合いが長いです(笑)。羽田空港や飛行機のランプが見える多摩川の河口付近で、シーバスを狙いながら、合間に“江戸前の釣り”として古くから愛されるハゼ釣りをする。全国どこに行っても味わえない、ここにしかない景色で楽しめます」。
上流で川釣りを楽しむこともあれば、ボートに乗って海に出ることや、東京ゲートブリッジを望む海浜公園に行くこともあるという。多摩川~東京湾の夜遊びの幅広さに驚かされる。