〈LIZUBAUN〉店主に聞く、店の個性際立つ夏のレコード5枚とその理由

2021年7月1日最初にかけたい一枚は？

『Man From Wareika』Rico Rodriguez

お店の創業年、1977年発売。初期レゲエ、スカの神話的なラスタ・トロンボーン奏者のソロアルバムです。今も、開店直後の時間帯は、ややメロウなインストやダブなど、落ち着く音がいいですね。

店に絶対になければならないお店を象徴する一枚は？

『Hulet』Aswad

ヘビーなベースが効いた、重厚なルーツレゲエをロンドンで生んだグループの初期の代表作。お店の壁に、このジャケットのASWADの文字をLlZUBAUNにした大型タペストリーを42年間、飾ってます。1979年の作。

音楽に夢中になるきっかけとなった一枚は？

『Kaya』Bob Marley & The Wailers

1977年にFM大阪で初めて「Is This Love」を聴いて衝撃を受け、この音楽こそ自分たちが求めていたんだと確信し、最初に買ったレゲエレコードです。彼の作品はすべて偉大ですが、一枚なら今もこの作。

最近手に入れた一枚は？

『Mista Savona Presents Havana Meets Kingston』V.A.

日本で長らく入手不可で、海外からネットで買った一枚。ブエナ・ビスタにも出ていたキューバの長老たちと、E・ラングリンらジャマイカのベテランのセッションが最高です。

夏に飲みたいドリンクと一緒に聴きたい一枚は？

『Rockers The Original Soundtrack』V.A.

レッド・ストライプ・ビールとともに暑いカリブ海とジャマイカに思いを馳せるにはやはりこの一枚。ピーター・トッシュ、グレゴリー・アイザックスら収録アーティストの大物密度も桁外れ。