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グラフィックデザイナー・田部井美奈の理想の3日間 in SUMMER。建築からマフィアまで?多様に楽しむ逃避旅

新作映画にアート展、音楽フェス。膨らんだマイリストから年季の入った積読本まで。やりたいことだらけのこの夏、一体どう過ごそう?カルチャー通12人に、3日間の理想のスケジュールを考えてもらった。
前の記事「イラストレーター・サヌキナオヤの理想の3日間 in SUMMER。ゲーム・映画・読書。1日ごとにジャンル替え」も読む。

text: Yoko Hasada, Aiko Iijima / edit&text: Emi Fukushima

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建築からマフィアまで?
多様に楽しむ逃避旅

WOWOWのドラマ『TOKYO VICE』をきっかけに最近気になり始めたマフィア文化。独自のしきたりや裏社会のリアルを知って興味を持ちました。関西が舞台のマフィア映画『ブラック・レイン』や上條淳士さんの漫画『SEX』でさらに浸りたいです。

残り2日は遠方へ。京都で展示中のブライアン・イーノは、音楽活動は知っていましたがインスタレーションは未体験。会場の京都中央信用金庫 旧厚生センターも気になります。

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの建築を見るために、隠岐〈Entô(エントウ)〉に宿泊。滞在のお供に仲條正義さんの本『僕とデザイン』を。口述自叙伝なので、もうお話しできない悲しさを痛感しそうで敬遠していましたが、カルチャー逃避から徐々に仕事に戻る私に、デザインに対する態度や姿勢を改めて強く教えてくれるのではと思います。

SCHEDULE

day1
映画『ブラック・レイン』などでマフィアカルチャーを追う。

day2
京都『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』を鑑賞。

day3
島根・隠岐で建築鑑賞。
仲條正義さんの口述自叙伝『僕とデザイン』を読む。

島根〈Entô 〉外観
豊かな海にせり出す宿泊施設〈Entô〉。
Photo :Kentauros Yasunaga

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