日本のやさしい甘さをテーマにセレクト。一体感が秀逸です
テーマは〝日本のやさしい甘さ〟。すべて日本製で統一しました。パンの香りがピュアでしょ。甘くてとろっとした味わいと濃度がパンにあるから、バターやコンフィチュールをのせても、いいハーモニーを奏でるんです。(池田)
喫茶店天国・名古屋で愛されるトーストを再現しました
愛知の喫茶店で、よくモーニングサービス用のトーストに使われているパンなんです。ただ喫茶店ではマーガリンを合わせるのが一般的。これは私にとってのバタートーストの定番ですね。(梶田)
食べ飽きない懐かしい味の重奏。決め手は柑橘の苦味
苦味が好きなんですよね。甘すぎず、しつこすぎずで食べ飽きない。この組み合わせが子供の頃から好きかも。(桑原)
もちろん素材も厳選。一度は食べてみたいハイプライスセット
高級食パンと聞いて少し腰が引けていましたが、思ったほどリッチすぎず食べやすい。(桑原)
ブリオッシュっぽいけど、独特の食感がある。パフパフ感?真珠粉が入っているせいかな。(池田)
豊かな自然が育んだ大地の味。阿蘇からの贈り物
みんな阿蘇で育ったり、作られたものだから、なんとなく全体的にテロワールを感じます。(桑原)
このミルキーなパンには、ほかのバターも合う気がする。なんだろう……。探さなきゃ!(梶田)
これぞ定番!?安定感たっぷりの3品をセレクト
いよいよ折り返し地点。ザ・定番セットの登場ですね。ここまで食べて、バターだけでもまったく個性が違うのがすごい。(池田)
最初は、イチゴの甘さを素直に出したジャムがするっと前に出るんだけど、その奥にしっかりパンとバターの存在感がある。(梶田)
素材の力にあふれた、生産者の顔が見える組み合わせ
生産者ならではの素材への信頼感や自信を感じさせますよね。うっ、マンゴー♪(池田)
この組み合わせ、すごい。ここまでで一番好きかも!(梶田)
キーワードは海藻。塩の香りをまとった海のトーストをどうぞ
それぞれが個性豊かだから、単体で味わうか、別な組み合わせにした方がいい。パンは塩気のある具材を挟んでサンドイッチに、バターは魚介のスープに合わせて。ミルクジャムは、味のベクトルが似たものと組み合わせるといい気がしますね。(池田)
名古屋人としては、この組み合わせに粒餡を合わせて、甘じょっぱい系にしてみたい(笑)。(梶田)
心と体にやさしい、シンプルな味わいの3品をセットに
(9)のバターはすごく色白で香りも独特。いわゆるバターの風味ではないような。(桑原)
コンフィチュールは酸味がすごくいいですね。日本のものにはない複雑な風味がする。(池田)
個性豊かな3つのアイテムが複雑な味の層を構成
個性の強いパンとバターに対して、繊細な味わいのコンフィチュールが押されていますね。コンフィチュール単体だと、複雑な風味が感じられるのに……。(桑原)
それぞれはすごく魅力的ですよね。全粒粉の食パンは皮がおいしくてナッツみたいな香りが後を引くし、黄金色したバターは力強くて生ハムなんかに合わせると、すごくおいしくなると思う。(池田)
3人の気になるアイテムと
新たに試してみたい組み合わせ
桑原
これだけの数のアイテムを組み合わせて食べ比べるのは初めてだったので、あまりの違いに驚きました。組み合わせるのは楽しいけど、それぞれのベストを探すのは難しい。
梶田
私は、昔からトーストはステーキと同じだと思っていて。スライスから始まり、焼き方があって、どう味つけするか?まずは自分のお気に入りを見つけるところから始める。そうすれば、トーストを食べる毎日のなにげない楽しみが倍増する気がします。
池田
3つ同時に考えるよりは、1つ好きなものを見つけてそれをどうコーディネートするかを考えるといい気がする。僕が思うに、想像以上に個性が異なっていたバターから考えるのがいいんじゃないかな。ということで、すみません。もう一度試したいので、(3)と(7)のパンを焼いてもらえますか?
池田浩明さんの発見!
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