“バンコクの今”に出会える、ソンワット通りの注目スポット6選

個性的な店がひしめくソンワット通り。古い建物や倉庫がリノベーションされ、若いオーナーによるコミュニティが形成されている。ローカルはもとより外国人観光客も足繁く通う注目のスポットを歩いてみると、バンコクの今を肌で感じられるはず。

illustration: nnene.iie(visiontrack) / photo: Koh Akazawa, Satomi Matsui(Gu Long Bao) / text: Akiko Yoshikawa, Yasue Chiba(Gu Long Bao)

What is Song Wat Road like?

ヤワラート通り(中華街)とチャオプラヤー川の間に位置し、かつては農産物や香辛料の問屋街として倉庫が立ち並んでいた。ここで商いをしていた人たちの孫世代が中心となって、自分の店を持ちたい若者と不動産オーナーを繋ぎ、次第にアートギャラリーやカフェ、雑貨店などが増えていった。街中のストリートアートも特徴的。

nnene.iie イラスト

このロゴ、なぁに?

「MADE IN SONG WAT」のロゴは、この通りの活性化の仕掛け人がデザイナーに依頼し作ったもの。かつて通りの問屋倉庫に運び込まれてきた包装ラベルがインスピレーションのもとになっている。店に貼り、オリジナルグッズを作ったりと、街を盛り上げている。

nnene.iie イラスト

〈Road Of Cinnamon〉

カフェオーナーなど3人が集まり、2024年3月にオープンしたヴィンテージショップ。タイ全土で買い付けた器を中心に、雑貨や家具などが並ぶ。ホーローの器など、オリジナルアイテムも。店名の由来は、この通りに香辛料の問屋が多かったことから。

バンコク〈ロード・オブ・シナモン〉店内

〈Gu Long Bao Artisanal Bun Shop〉

祖母から孫へと100年以上受け継がれたレシピで作る饅頭店。サツマイモを練り込んだふわもち生地に、コショウを効かせた豚肉と塩漬け卵を入れた饅頭は17฿~。タロイモや黒ゴマ味などの皮の甘さをさらに引き立てる饅頭も多数。

バンコク〈グー・ロン・バオ・アルチザナル・バン・ショップ〉店内

〈OPIUM BAR〉

ミシュラン1ツ星〈ポトン〉4階にあるバー。築約120年の漢方薬局ビルにあった元主寝室を改装。カクテルのコンセプトは「リキッド・シュールリアリティ」。幻覚のように、日常と異なる感覚で味わってほしいという。器をタイ人アーティストに作ってもらうこだわりぶりも。

バンコク〈オピウム・バー〉店内

〈HIT THE ROAD〉

タラート・ノーイのジャズバーオーナーと常連客2人が意気投合し、2025年4月にオープン。昼からカクテルを味わえる。金曜〜日曜は15時からジャズライブを開催。明るく開放的な店内は、夜は雰囲気が変わり、音楽好きのコミュニティの集う場に。

バンコク〈ヒット・ザ・ロード〉

〈SAAN〉

タイ各地の職人の技を守り、地域を活性化させるべく、ハンドメイドの雑貨を多く扱う。貧困地域の農作物を積極的に使ったアイスやドリンクもあり、ココナッツやタイティー、マンゴーアイスにタイ伝統菓子をトッピングしたもの(各140฿)がお薦め。2024年5月オープン。

バンコク〈サーン〉店内

〈TAY Song Wat〉

お茶店を営んでいたタイ人夫婦が2025年1月に開業したコーヒーショップ。チェンマイの豆のハウスブレンド、チェンライの蜂蜜や茶葉、アンパワーのココナッツシュガーなどタイの素材を使用。2・3階のギャラリーでは、タイ人アーティストの現代アートを展示。

バンコク〈テー・ソンワット〉店内
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